昨夜家に戻ると、妻の絵が県展に入選とのこと、双子の世話が大変で2年間、トライしてなかったそうでした。さすがに、声が弾んでました。冷静はよそおってましたが。
こういうことを詳しく書くと叱られるので、これ以上はやめにして、別な話題ですと、石原慎太郎のお子さんの一人が絵描きさんとは知りませんでした。
そのお子さんが、父親の仕事を手伝って(?)、パリに出かけて手伝いのための滞在費と飛行機代の費用を頂いた金額が55万円とか、これを職権乱用とかマスコミが大騒ぎです。いいじゃないですか。その程度のこと。といったら、これもたぶん叱られるのでしょうか。例のおごそかにしゃべるキャスターが大事件大問題のようにいうと、元検事のさわやかなんとかとうひとが、「恥ずかしいですね」などといってます。そういう態度が正しいのでしょうか。妻に聞いても、評判悪いので、そのあたりが当たり前ですか。でも、わたくしは、この息子さんのボランティア的な手伝いは親孝行なのかもしれないし、美談でもいいじゃないですか。それじゃ、世間はそれをすべてタダでやれというのでしょうか。親が知事だと子供は何も都の仕事をやっちゃいけないのでしょうか。
わたくしは、この方について何も知りませんが、ネットでは作品が見られます。
ひとことで、芸術家をいじめるな、といいたいです。癖があっても、自己顕示があっても、芸術家のは、社会にとって罪がまったくないです。父親の場合とは、ぜんぜんちがいます。
たくさんお金を稼いで蓄財したお金持ちの子供が芸術家になって、財産を蕩尽しつくしてしまうとかいうのは、わたくしは世の中のサイクルとしてもっとも好ましいパターンとおもってきました。ですから、あこぎなことでお金をもうけた人物の子供が道楽をしているのならたいへん結構で、それなりに世の文化に結局は貢献しているのだとおもってしまうのです。
この都知事家族の場合はわたくしはぜんぜんわかりませんが、とりあえず芸術家は社会にとって必要な人たちで、こういうかたちで、いじめるのはよくないです。もしかしたら、都知事をいじめようとしてるのかもしれませんが、あの人はいじめても、いじめらることは、まずないでしょう。あくの強さも含めて、70代半ばとはとても思えない元気さのようです。
それよりも、いまの政治家、二代目三代目ばかりでしょう。自民党も民社党も、上の方にいる政治家を見てると、ほとんど全員、です。いやになってきます。親の七光りを記事にするのなら、こちらのほうが、十倍も百倍もまずいので、これをなんとかしてほしいものです。
政治家を家業にできるということは、父祖代々のなにかがあるのでしょうか。よほどありがたい商売なのでしょう。本人達も周りの人たちも。