ラボマネジメント

京都のほうは何日間も来てませんでしたので、新しい話しがたくさん聞けました。
格別に面白い話しも聞けました。
やる気満々になっている人たちと話すのは楽しいものです。
研究もこのように前向きになってると、つぎつぎといいことが起きるものです。
外の天気はあまりよくありませんが、晴れやかな気持になります。

午後は東京から来客がありました。あまり得意でない、ラボマネジメントについての話しをしました。最近は若いラボヘッドが増えて、やはりいかにしてラボを運営するか、プラクティカルな知識に飢えている人たちも多いのかもしれません。鵜のみにしなくても、いろいろなラボ運営のやりかたを先輩からきくことがラボ内での不祥事の発生を未然に防ぐ優れた予防策なのかもしれません。来年、適当な時期に講演をする約束をしました。
わたくしも、研究室に入ってからいろんな四方山話を聞きましたが、そういう断片的な話しを聞いたりするのが、結構ためになりました。

そんな話しの一つで半分冗談みたいな話しですが、場所がどこか言ってしまうと誰かわかるので言えないのですが、ずいぶん昔、かなり優れた論文が次々にでる研究室のヘッドのことを話題にしたら、あるひとが、その人の苗字を使って、あそこはホテル○○だからな、といいました。
何の意味かわからないでいると、何しろあそこはすごく居心地がよくて、まったく何も干渉されないので、その評判を聞いて、次々にやる気のある人が、ポスドクや休暇のサバティカルなどで、たくさん来るのですよ。
ホリディには大物がきても、もてなしはするけれども、なにも干渉しないし、要求もないので、最高のホテルかな、という話しを聞いて、そういうラボ経営もあるのか、と感心すると同時に、その人を見る目がなんだかだいぶ変わってしまったのを思いだします。どういう目かというと、敬意はもつもののそれまでとは違った敬意になったような気がします。年をとってからは、折々にこの先生の温顔を思いだします。わたくしにもそういう選択肢はあったのだろうかと、いう反省も含めてです。

昨日、帰宅する途中で偶然買った毎日新聞の夕刊にシンガポールのバイオポリスの記事が載ってました。昨年訪問しました。ここを作った、卓抜な政治力を有するフィリップ・ヨー氏ともお話しをする機会がありました。
色々な意味で、世界的にも非常に注目されてるのは、この記事に書いてあるとおりです。
その記事の中で、沖縄での同様計画、着工もまだ、というキャプションでわたくしが働いている大学院大学の遅い準備についても、記事がありました。
内容的には、うーん、ちょっとこれは記事の内容がだいぶ浅いな、という印象を持ちました。
沖縄大学院の計画はいろいろな意味でニュースの宝庫だと思うのですが、やはりぜひ深い取材をしてほしいな、と思いました。

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