牡蠣(かき)養殖業者がノロウイルス感染の原因といわれて非常に困っているようです。ほとんどのケースは、牡蠣が原因でないのは正しいのでしょう。これを報じている新聞やテレビが、人ごとのように風評被害と報道するのが、どうもおかしいというか、養殖のひとが気の毒というか、しかし簡便な解決策もないので、みんなが困っているのだとおもいます。しかし、報道側はひとごとと思わないでほしいとは思います。
牡蠣の食あたりはたしかに昔は非常に多かったと思います。でもいまでは、トリの刺身のサルモネラ中毒のほうがずっと多いでしょう。わたくしは絶対に食べませんが。
しかし、世の中には風評被害で困っている人はたくさんいるのでしょう。一方で、風評でうまい目にあっている人達も沢山あるのでしょう。実体のない権威みたいなものはその典型でしょう。
このあいだ、佐藤優氏の獄中記を買って読み出しています。米原万里氏が亡くなったので、わたくしが愛読する数少ない現存の論客です。お二人とも、ロシアがらみの知識人というのが興味深いです。わたくしも、若いときにはロシア文学にかぶれたので、なんとなくお二人の共通点を感ずるところがあります。
もうすぐ、お正月なので、きょうしめ縄を買いました。手作りで立派な縄でした。こういうのは、たぶん70才代か場合によっては80代の人達が作っているのかもしれません。この人達がいなくなっても、わたくしの世代が代わりになれません。いろんな手技が日本から消えていくのでしょうか。
きょう、比良山麓に来たら、このあいだから気がついてるのですが、ブロッコリーやレタスを食べる生き物がいます。猿がたべるかどうかでずいぶん長いこと妻と話題にしました(別に議論はしません、話題にするだけです)。結局、猿は食べないのではない可という結論でした。きょうはそのうえ、ネギまで食べられていました。それが不思議なことにネギのてっぺん部分がちょんちょんというかんじで、食べられているのです。鹿かなとも思うのですが、フェンスをして以来、鹿のフンを敷地内で見たことがありません。この動物はなにか。よもや、烏とも思えませんが、しかし、烏は色んなことをしますから分かりません。妻との話し合いでは、いまのところウサギではないか、といってるのですが。コンポストも脇から穴を掘ってる生き物がいるので、これと同じかもしれません。ウサギならまあいいか、というのが今のところの感想ですが。