稲荷山古墳、近藤重蔵の墓

なんとかお正月までに完成させたい論文があるのですが、まにあいますか。無理かなと、すこし弱気になってます。議論のところが、ちょっと難航気味。来週はまだ東京に行ったりせねばならないし、いろいろ年末に対応せなばならない問題もあって、どうなるか分かりません。しかし、昨日も今日も暇さえあれば、ああでもないこうでもないとやってました。

A医師のお話では、血糖値のコントロールにストレスがいけないのだそうです。しかし、このわたくしたちの稼業はストレスのかたまりみたいなものですから、困ってます。しかも、自分では感じないストレスが多いのです。というか、ストレスが時折減ることがあるのですが、それを感じることはできます。研究の一線にいようとすると、ストレスなしの生活はなかなか難しい。たぶん、ストレスを感じないための人間修養が一番大切なのでしょう。それが、わたくしには一番苦手なのです。

昼に外食して、買い物してそのあと、近くを散歩しました。風は冷たいのですが、運動もせねばなりません。農閑期なので畑ですることはほとんどないですから。
稲荷山古墳というところを通りました。素朴な建物のなかに、なかなか立派な石棺が置いてあります。そこからまたしばらく行くと、ちょっとした博物館があり、これはこの稲荷山古墳のためにできたらしいのですが、そこで説明を聞くと、ちゃんと保存しておけば、すくなくとも高松塚古墳くらいの価値は十分にあったらしいです。
しかし、見つかったのが明治の頃だったので、古墳は無造作に壊されてしまい、真っ赤な色をした石棺も雨ざらしに長いことあったらしいのです。これを京大の文学部の浜田教授たちが本格的に研究して、その世界では大変有名なのだそうです。
町内のK教授からこの古墳のことは、聞いていたような気がします。その現物を見たわけでした。素朴ですが、背景を聞くとなかなかすごいものでした。
これは昨日歩いたときに見たのですが、近藤重蔵というかた、この人が江戸末期に国後択捉を探査したこと、記憶のなかにはありませんでした。簡単な伝記をみると、おもしろい。失職のことも、晩年の蟄居のことも、いちどぜひ詳しく知ってみたいものです。お墓の効用です。

ディープインパクトですか。すごい馬のようですが、知識がないので、なにも言えません。
亀田選手の名誉回復ですか。良かったですね。いまは興味を持ちにくい人になってしまったように見えるので言うことがありません。

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