ふれあい通り

ここのところ、英語のブログに手がまわりません。気になっていますが、やはり気楽に書ける日本語と違うので、書こうかなと思うときは深夜で、もう疲れてしまって寝てしまいます。夏休みの宿題をやってない小学生の、8月25日頃の心境です。

ここ4.5日ほど、あさ6時40分頃から15分くらい家の周辺を2千歩あるいています。これは、ラボの帰りに東山まで歩くのをしなかったので、一部を挽回しているのです。
自宅をでると目の前にT川というものがあるのですが、これは河ではなくコンクリートで作った巨大で深いU字溝でして、フェンスがありますが、落ちたら底のコンクリートに当たって100%死にます。
この河沿いは桜並木で時期が来ればなかなかの景色です。フェンスの向こうを覗かなければ。

ふれあい通りという名前ですがわたくしは個人的にリハビリ通りと呼んでいます。
いままでに脳こうそくになった男性(例外なく)が何人もゆっくりゆっくりこのフェンス沿いに歩いていたのを見かけたからです。
でも最近はあまり見ません。もうすこし違ったリハビリが流行っているのかもしれません。
朝は、犬を散歩させる人達がかなりいます。犬同志はしきりにふれあいをしていますが、歩いている人間はほとんどふれあっていません。でもいちおう声を出すあいさつか、無言の会釈くらいはしています。
それにこの時間もうバス停には人が何人も立っていますから、通勤時間帯なのです。暗くて寒いですが、大阪に行くにはこの時間でないとまずいのでしょう。

この川沿いを琵琶湖に向かって下っていくと病院があるので、そこでUターンして、戻って、川の反対側を小学校の土手の終わりまで歩いて、それで戻ります。
長いこと、この通り歩いていませんでしたので、もの珍しくキョロキョロしながら歩くのですぐ終わります。
途中で、かつてローン坂と呼ばれた坂と交叉します。
20年前にはみなローンの返金で大変で、実感の込められたあだ名でした。わたくしは幸いこの坂の手前に自宅があったので助かったのですが、夜遅くバスも無くなって、タクシーもない時代深夜にとぼとぼこのローン坂を登ると、人生の悲哀を感じるとは,よく一緒に碁を打った誰だったかの述懐でした。
みなさんローンも全部返して、どういう気分でこの坂を登っているのでしょう。

Mさんの住む町はこの町と同じ名前でも大阪府にありますが、救急車の町とかいって、毎晩だれか救急車で病院に運ばれるくらい高齢者の多いところだそうです。わたくしの住む町もあと10年もしなくてもまちがいなく救急車の町になるのでしょう。もうとっくになっているのかもしれません。

しかし、話しは戻りますが、このT川の巨大なU字溝なんとかならないものでしょうか。これを作った責任者をいまからでも糾弾したい気持です。

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