空港の一角、ついつい

ワシントンのナショナル空港というのか、ロナルドレーガン空港というのか知りませんが、こんなに大統領のホワイトハウスが近いとは思っていませんでした。窓からすぐ側にはっきり見えました。議事堂もそのすぐ向こうに見えました。
これではニューヨークのラガーディア空港で厳重な身体検査があるのもしかたないのでしょう。メール。セカンダリーと係員が怒鳴ると、ひとりずつ厳重に調べられます。もちろんわたくしもです。有色人種だけかと最初思ったら、白人も皆やられてました。靴も脱がされ、ベルトもとられ(わたくしはなぜかベルトはいわれませんでしたが)両手を挙げて、大変な調べ方です。係員もイライラしてる(さぞ大変でしょう)ので、戦時下アメリカ、という現場的雰囲気を味わえるのがこういう空港の一角です。
だれも文句をいわずにおとなしく、言われるがままにしています。
空港をでると、むかし院生だった、C君が元気そうに手を振って立っていました。かれはシンガポールから来た留学生でしたが、忍耐強く頑張って学位をとるときにはとてもいい仕事をしています。人柄がとても良くて、だれからも好かれています。
こちらでもあいかわらず頑張っているようで、心強いことです。こちらでのホストはSGさんで、ずいぶん前から親しく話しを聞いてますが、彼のラボを訪問するのは今回が初めてです。
今日はノンビリと思っていたら、大歓待でした。
かれはラボのポスドク達の仕事をしてもらうミニシンポジウムを企画していました。時差ぼけで大丈夫か、ちゃんとつきあえるかと心配しましたが、案に相違していねむりもせずにみな聞けました。後半ちょっと、わたくしが疲れてしまいましたが(時差ぼけづかれです)。
非常に面白い話しばかりで、感心しました。グループはとてもいい雰囲気で、SGさんは若いけれども色んな意味で大物だなと、再確認した次第です。
それから、研究の内容がよく分かりすぎるとついつい悪い癖で、きびしめの質問が出てしまいます。ポスドクのひとたちを驚かせたかもしれません。でもたぶんC君が研究室はあんなもんじゃないと、取りなしてくれたでしょう。

晩飯に行く前にホテルで1時間ほど休ませてもらって、それからフランス料理店に行きました。エビとホタテのなんとかという知らない名前のメニューでしたが、おいしいのでついついデザートまで食べてしまいましたが、あのデザートだけでカロリー的に、許容を越えていたのではないかと、あとで反省しましたが。
血糖値を測るのが怖いです。

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