年次報告の時期、捏造防止に向けた若手教育

この時期、沖縄では年次報告書の作成の時期でして、Sさん達の協力もえて準備をしました。済んでから京都のほうに戻ろうと思ってましたので、さっきだいたい終わりましたのでホッとしました。これであしたはゆっくりした気分で帰れます。今回はあしかけ4日来たことになります。ただ、沖縄に来て、議論とデスクワークが多くなると運動不足がこたえます。このブログを書いたら、ちょっと30分ほど散歩に出ようとおもっています。
それから、最近ひとつ沖縄の仕事の論文も出ることが決まって、これもいい区切りになりました。

沖縄の機構の研究室のほとんどは神経、脳関係ですので、きょうはわれわれのグループ以外はすべて恩納のほうに集まってシンポジウムをやってるようです。

このあいだの分子生物学会の研究倫理の委員会で懸案事項があり一つはわたくしが担当していて、いまだにうまく決着をつけられないので、非常に気にかかっているのですが、もうひとつのほうはNさんが担当した捏造防止にむけた若手教育の企てのほうでこれはおかげさまで具体化が進んできました。
こういう問題はお手本も教科書もありませんから、ひとつずつ手探りで地道にやらざるをえません。Nさんは着実にオーソドックスの方法でやろうとされているようです。
わたくしもこのあいだの理研の講演では、そのあたりのこと、当たり前のことしか言えませんでした。正直であることの大切さと難しさ、捏造事例を沢山知ること自体が優れた教育となりうること、研究指導者の捏造に対する態度がきわめて重要そんな程度でした。ただいろいろな人が発言することが大切なので、Nさんの企画する学会年会でのシンポジウムは意義深いでしょう。こういう問題は非常に大切なのだと、すること自体も防止に向けた効果があると信じます。

悲しい訃報がありました。

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