朝9時に沖縄市のホテルを出て、10時50分の便に乗るはずが、またまたJAL得意の遅延に巻き込まれて、40分遅れましたが、あとは順調にいって、関空からはすぐにはるかに乗れて、京都駅からはタクシーに乗ったので3時半にラボに着きました。
その間、パソコンはほとんど離しませんでしたので、普通のワーキングディのように過ごせました。
N君が今回作った大作のファイルをズーつと眺めていましたが、途中からメモ取りを始めて、数時間後にはなんとか頭のどこかに入れることが出来ました。こういうデータの洪水のような状態から、N君は見事に整理して分かりやすいファイルを作ったのでした。こなれてくると、とても、面白いデータです。しかし、データが膨大すぎて、大変です。たしかにシステムズ生物学なるものが発祥してきたのも無理はない、と思わざるをえません。われわれが若い頃には、こういう全ゲノム的というか全タンパク質的なデータが日常茶飯事的に生まれうるなどとは、夢にも思いませんでした。
40年たつとこういう膨大なデータ整理が可能になって、そこからなにか意味のある結論を生みだすことに自分も参加してやってるのだと思うと、幸せと思うと同時に、質量分析機の威力とそれを扱うソフトの発展にも驚くのです。これからなんとか簡単なわかりやすい結論をおろしたいという、欲求はたかまります。
あるある番組の余波はまだ続いているようです。これはとても期待の持てることです。
内容のいい加減さにあきらめていたのが、今回の事件を契機に、様子が変わってきているような気もします。厳しい目で見て意見をだされるとさすがのテレビ局も耳を傾けだしているような気もします。ですから、科学的でないという批判が意味のある変化を生みだす契機になっているようです。