おきなわマラソン、G0ユニットのS君完走と連絡ありました。次の日は動けなかったそうです。証拠写真もあるとかで、ご褒美をださないといけません。まだ順位を聞いてないので、それによってなにをあげるか決めましょう。Kさんがどうしたかはまだ聞こえてきません。
文部科学大臣の伊吹さんが人権メタボとか新語を作ったようです。つまり人権とは脂肪をたくさん含むバターの様なもので、過度に摂取すると(たぶん社会が)メタボリック症候のようになってしまうという、お話しを講演会でしたのが報道されています。講演の一部を切り取ったものですから、わたくしはそこだけあげつらう気はありませんが、大臣の確信的風貌にふさわしい言動なので、このあいだの柳沢大臣の「産む機械」発言同様かなりリアルに聞こえました。
もう一つの発言は、大和民族が日本の国を統治してきたことは歴史的に間違いない事実。極めて同質的な国とおっしゃったそうです。大和民族という民族があるのを始めて知りました。日本のよさは、見た目にもかなりヘテロな人達の集まりで、均質というよりは生物的にはそうとうなバラエティに富む人達のあつまり、とみたほうがたぶんいいのではないかと思います。今後の遺伝子研究で、均質よりはヘテロという結果になるとわたくしなどは希望的観測もまじえて思っているのですが。大臣は大和民族なる民族をかかげて、同質だというのですが、どうなのでしょう。でもこのひとは、そう思いこんでるようですから、なにを言っても考えが変わるとも思えません。京都出身の国会議員です。
この安倍内閣の推移はだんだん興味深くなってきて、どんどん本音的発言が出てきています。最初は防衛大臣だけが勝手気ままな言動(左翼系マスコミに好評なのが不思議なのですが)を述べていたかと思ったのですが、次々に役者交代で問題発言が出てくるようです。一番大切な役割を果たすはずの官房長官は火消しの役割の存在感はゼロで、幹事長はみずから絶対服従とか時代錯誤的発言をやってのけて別な存在感を誇示しています。それに呼応してというか、政調会長は台湾が中国に陥落すれば、中国は日本を中国の一つの省にしようとするだろう、などと言ってるようです。これはちょっとひどすぎる、アジ演説とおもいます。
しかし、この伊吹大臣の人権メタボとか、趣旨をぜひ詳しく聞いてみたくなりました。
日本は過剰な人権国家でしょうか。たぶん大臣は、人権というときにはある特別というか特殊な意味を持たせて言っているのだろうとわたくしは推測しました。京都は同和人権行政でたくさんのニュース種を作ってきた経緯があります。
しかし、意味はどうあれそれをいま流行のメタボリック症候群とつなげたのは、どうだったでしょうか。そんなに日本人の多くが人権がありすぎて困る存在になってるとはとうてい思えません。
むしろ、このあいだの鹿児島での裁判結果をみればわかるとおり、百年前のような人権蹂躙の行為が警察や検察の建物の中で行われているようです。こういう点にもっと大臣はセンシティブであってほしいです。
いわんや、日本が同質な民族の国家などと言うのは、なにもいいことはありません。ひとりひとり、みなちがうけれどもお互いに親しく交際しましょうというようなことを大臣には是非言って欲しいものです。
国粋主義という言葉もあるように、民族が粋というか純粋とか生粋とかいう言葉で形容され出すとなにもいいことはありません。
外国からきた人達が日本人の容姿は、他のアジアの国と比べてずっとヘテロでとても興味深いといってくれてるのに、きわめて均質だなどと言って欲しくないです。
いまだって関西と関東の違いは相当あるし、かつて明治維新の頃の日本人は藩がちがうと言葉もなかなか通じなかったというではないですか。均質からはほど遠かったはずです。電車を待つプラットフォームの東京の人達のひとりひとりの様子、京都辺りとずいぶんちがうなあ、とおもって帰ってきたところです。若い女性もお化粧をおとせば、ひとりずつずいぶん違うはずですね。