このゴールデンウイークでできるだけ有給休暇をとって欲しい、というような印象のメールがきていましたので、とることにしました。現役のときよりははるかに多い回数でとるようにしています。といってもラボにこないだけで、仕事のことを忘れることも、全然なにもしない日がないのもわれながら困ったものです。仕事中毒なのでしょう。
でも前に比べれば仕事量は確実に減っています。例の血糖値をさげるためにもやはり晩飯を早く食べることが望ましいので、仕事の切り上げが早くなっています。やはり晩飯をたべてしまうとなかなか仕事の再開が難しいのです。
おなじ町内の知っているかたが、亡くなりました。まだたいへんお若い。60才をでたばかりのようです。あまりはなしをしたことはありませんが、よく道路で挨拶をしてました。この町では、60才前後で亡くなる方最近多いような気がしますが、気のせいでしょうか。
きょうは比良のほうで一日過ごしまして、ずっと外に出ていました。
午後になってから、このあいだお亡くなりになった比良山麓のほうのKさんのところの土地の草を刈りました。2年ほど放置状態だったので、かなり大変でした。それでも最後の刈った草の集めるときは妻にも手伝ってもらったので、なんとか夕方までにきれいになりました。きれいになった土地を眺めていると、なにかひと仕事をやった感じです。
あさはやくに、N君の論文のディスカッションを始めたのですが、やはりこの論文もエレガントなことを書けるのでなく、文献を調べつくして、総合的に、引用、考察するタイプの力仕事的なものになりそうなのでややがっかりです。
しかし仕事の水準はわりあい高いので、そのあたりはいいのですが。
それにまだ論文が仕上がってはいないので、これからまたなにかどんでん返しがあるかもしれません。
当たり前のことですが、次々にきれいな実験を続けて、スカッとした結論に到達するような研究は滅多にできるものではないのでしょう。
わたくしの残された時間から見ると、あと何回すごく満足できる論文を書けるのか。
わたくしとしては、欲張りなので、まだまだチャンスがあると思っているのですが。しかし、現実はもう一二回しかないのかもしれません。ほんとうはこんなことを言ってはいけないのでして、沖縄と京都のメンバーは優秀な人達が多いのですから、まだまだすごい仕事ができるはずだと、言い続けていなければ、彼等にたいして申し訳ないのです。