きょうはJHさんの講演がありました。朝からラボに来て頂いて、ラボのメンバーで関係のありそうな人達と話して貰いました。彼はわたくしの数日前のブログも見ていて、自動翻訳がいかなるものか見せて貰いました。
その部分のわたくしの文章と翻訳を見て、思わず大笑いでした。完全に正しい翻訳と完全な誤訳がなんとも言えない感じで混在した文章なのです。でも彼は誤訳の部分も想像力を働かせて、ちゃんとわたくしが絶句した(speechless)とう所も分かってるのです。面白いですね。やはり外国語は、まず楽しまないといけないのと、なにか役に立つ情報をえるために使うのですよね。
わたくしも、フランス語まだ忘れてないので、コルシカ島とか英語がまったく通じないところでの食事の注文とかでは威力を発揮して、結構みなさんが、妻も含めて尊敬のまなざしで見てくれます。それから、帰りのタクシーがぜんぜん来ないので困ったときなど危急のときにも役に立ちましたよ。
外国旅行しか役に立たないと思うかもしれませんが、逆に日本に沢山の外国人に来てもらうようになれば英語は居ながらにして役に立つわけです。
日本の田舎に外国人が沢山来るようになる、近未来的に一番あって欲しい状況です。
そのためには少なくともコルシカ島よりもわたくしの好きなフランスのロスコフよりもちょっとだけ英語が通じればいいのだと思います。と言うことは、殆どぜんぜん通じないと言うことですから楽なはずなのですが。
あとは空港からくるまで1時間半以内くらいなら、外国人は状況がよくなれば日本の田舎に沢山来ると思うのです。白川郷などというとても奥深いところでも記憶では空港(小松)から2時間以内だったと思うのです。白川郷に米国からの友人を連れて行ったときなど、高山から行ったのでとても遠く感じたことは事実でした。11月にしては早い深雪でしたが、どぶろく神社の前にいたら、中から人が出てきて、どぶろくらしいものを飲ませてくれました。そのようなことと、白川郷の自然と村の様子は彼にとってもわたくしも、忘れられない体験でしたが。
イギリス人と話すと、彼等の多くはイギリスの一番いいところは田舎なのですよ、と言います。フランス人はそうは言いませんが、フランスの田舎はイギリスの田舎よりももっと農村的で、そのうえ食べ物のおいしいレストランはあるし、ワインも安いし。ですから、イギリスの田舎を自慢する当のイギリス人が心を癒せるのはフランスの田舎とかになるわけです。結局、ヨーロッパはどこでもやはり田舎がいいですね。旅行者もシーズンともなると、田舎に外国人や本国人がごっそり集まるのですね。田舎が驚くほど国際的な場所にもなりうるのですね。
日本ではどうでしょう。わたくしも、外国人に自慢したくなるのはやはり田舎の風物と人情です。日本中素晴らしい、田舎だらけです。こんな素晴らしいものを日本人だけが独占してはいけません。
でも、どうやってその素晴らしい田舎までいくのかときかれれば自分で行きなさいと言っても、JRに乗ってどこかの駅まで行けても、そこから先はなかなか難しいですね。日本での滞在経験がある程度無いと。大都市のホテルから日帰りで行ってこられる田舎的な所もありますが、やはりある程度滞在しないと良さは分かりません。ですから、やはり質から量の転換では無いですが、とりあえず、かなりの数の外国人をどさっと引き受けられる田舎が欲しいですね。
田舎の宿屋や民宿は外国から予約もなかなか出来ないのがまず第一の困難。インターネットでも英語で探そうとすると、日本の田舎は秘境すぎます。この英語的秘境状態をなんとか変えられないのでしょうか。
これまで田舎に行きたいという知り合いなどには、結局こちらが予約などの世話をしなければならないことになります。コルシカ島などでも日本コルシカ協会とか言うのがあって、日本語だけでもかなり様子が分かります。しかし、googleで探してもなかなか日本の田舎については、例外的ないくつかの場所を除くと、英語とかで詳しい説明が出てくる特定の田舎がないのです。
田舎とは言えませんが、高野山にいきたがる米国人は増えてます。独特の口コミがあるようです。田舎であるからには、安い値段で気持ちよく泊まれて、よい自然に囲まれて、毎晩食べる場所の選択肢が多ければ人気は出るはずです。レストラン付きの民宿が4,5軒あればバラエティに富んだ食事が毎晩出来るのですが。日本は欧米から遠いのは欠点です。でもオーストラリアやニュージーランドには沢山人がいってます。やはり、英語での情報の欠落が大きいですね。日本の場合。
日本人の英語ですが、またまた何カ国かの比較でビリでしたね。新聞はコメント抜きで報じてました。確か、日本の語学力が最下位とかいう見出しでしたが、英語力なら仕方ないような気もしますが、語学力ならそんなことはないでしょう。イギリス人なんか外国語の知識は殆ど欠落してますよね。米国人でも生粋の米国人も外国語なんか殆どまったく出来ません。日本人のほうがはるかにましでしょう。語学力ならば。
とはいえ、彼等はいわゆる世界語的な言葉をしゃべるのだから、我々のほうが能力的にずっと上だと言っても仕方ないですね。
やはり英語を適当に遊び心で使って、ビジネスの機会を増やしたらいいんですよ。
まず日本語で広告文を書いて、それを自動翻訳で英語に翻訳して、田舎の風景とか宿の風景とかと一緒にそのままなんの修正もなしにインターネットで出せばあまりに面白いので爆笑して、そんな面白い場所に言ってみようという外国人旅行者がでるかもしれません。とまあれ、英語の単語が並んでればインターネットで読んでくれる人はいるはずです。後は、宿の予約がインターネットで出来る、これが一番大切です。でもこれは代理店に頼めば簡単に出来るはず。
これから、JHさんを晩飯に連れて行きます。このアイデアについて彼がなんといいますか。