わからないこと、いくつか 金総書記、移民、国と民間の研究開発費

北朝鮮の金総書記の健康が悪化しているとの説があるとの、ニュースを見ました。一人の独裁者の健康状態が世界をめぐるニュースになる点では、金総書記の右にでるひとはいないでしょう。もしも引退したら、北朝鮮は良くなるのか、それとも。
毛沢東にせよ、スターリンにせよ、かれらの後はあきらかに漸進的に変化したことはたしかですが、一挙の大変化はなかったので、北朝鮮も同様かな、とはおもいますが、しかし誰にもわからないのだとおもいます。

イギリスやフランスでは、移民者を排斥する動きが非常に強くなってきている感があります。ドイツ、特に東側は前から強かったようですが、英仏は最近の傾向のようです。
ヒステリックには決してならないように振る舞おうとするイギリスでも多くの国民が移民を問題の筆頭にあげてきています。なぜなのか、英国民のかなりの多くが住宅問題で困窮していて、その原因を移民におしつけようとしているように見えます。つまり、職をとられていると。本当なのかどうなのか、わかりません。ただ、植民地を持っていた国が、みな似たような問題を抱えていることに気がつきます。マスコミも気をつけて、人種差別的にならないようにしているので、東欧からの流入者などを話題にしていますが、いわゆる有色人寿との軋轢はこれからますます激しくなるのかもしれません。分からないことです。

日本では国立大学の経営を話題にする記事がふえています。国立大学は約90あるのですが、その定常的な運営に必要なコスト(人件費とか建物の維持費など)は約1兆円と聞いています。これを高いと思うか安いと思うか、この点でマスコミの論調があるのかどうかわかりません。ただ、そのうえで競争的な研究資金として科学研究費補助金というのがあるのですが、それが総計で年間1200億円程度です。これを多いと思うか少ないと思うか、わたくしはものすごく少ないとおもうのですが、これもマスコミに一定の論調があるのかどうか分かりません。
わたくしが不思議におもうのは、この経費とトヨタのような世界的企業はひとまずおいといて、武田薬品のような世界的な超大企業とはいえない企業が年間につかう研究開発費は科学研究費補助金をはるかに超える額だと言うことですが、なぜこんなに民間と国では違うのだろう、その理由がわからないのです。たぶん、薬品業界なら中堅クラスの年間の研究開発費と同等のレベルでしかない、年間1200億円の競争的研究資金をまるで国の将来がかかってるかのような記事をかいてること、これが不思議でならないのです。
民間が特に無駄遣いをしてるとは決しておもえません。また企業が大学に研究開発費の相当部分を環流しているなどとも聞いたことがありません。つまり、日本の私立大学を入れたら何百という大学の研究者が群がっている資金は、民間の資金と比べると桁が二つくらい少ない、という研究資金についてのイロハのイに相当する知識があまり拡がらないのが不思議です。わたくしの考えのどこかに大穴が空いているのかもしれません。

投稿して仕事に戻ろうとおもったら、松岡農水大臣が自殺を図って、心肺停止状態というニュースを見ました。悲劇だとおもいます。なぜ?という疑問と、大臣は健康診断をうけていたのか、もしかしたらひどい鬱状態ではなかったのか、という疑問がわいてきました。マスコミに集中的にさらされる要職にあるかたが、鬱になるというのは常にありえることです。

またわたくしは知らないのですが、人気ボーカリストが慶応大学病院で転落死との報道がありました。状況からみて事故なのか、自殺なのかわからないようです。

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