きょうは札幌からわざわざ来ていただいたOさんもまじえてK君の仕事の議論をしました。新しいデータもでたので、前向きの話しに終始できたのは幸いでした。
夜は一緒に食事をしに外へでます。
フィンランドにいたときに、鹿肉の話題がありました。日本では鹿肉を食べる人がすくないので、いますごいいきおいで増えている鹿を捕獲したあとの工夫に困っていると言いましたら、スイス人のNさんの奥さん、それにスコットランド在住のO君が、それはなんともったいない、という話しをしました。わたくしもスイスでは例の真っ黒に見えるソースを使って晩秋になると鹿肉を食べる習慣があることは知ってましたが、スコットランドでは今の時期になると、狩猟が解禁されるのでしょうか、鹿肉が店屋に出てきて、おいしいのでみなさん喜んで食べるそうです。柔らかいし、料理はなんでもできるし、好物の一つらしいそうです。
そのうえ狩猟が一番人気のあるもので、そのうえの楽しみもあるし、鹿さまさま、ということだそうです。散弾銃ではなく、しっかりしたライフル銃のようなもので、急所を打たねばいけないので、技術もいるので狩猟のなかでは最高の楽しみだそうです。
比良の農家の人にこんな話しをつたえても信じないでしょう。そんなにうまいもんかな、と疑わしい顔をするでしょう。それにわたくしの家のあたり、深夜になれば20匹も30匹もでてくるのですから、容易に狩猟できそうですから、そのあたりの楽しみも共有できるかどうか。
ただ、いまは鹿ものさばってますが、人間が本気に銃をもって追いかけ回せば、かれらも必死になって逃げるし、それで狩猟も難しくなるのかもしれません。いまは、水田を電気柵とネットで囲むという、専守防衛つまりいまの日本の防衛の考え方でしょう。銃をもって、鹿を見つけて、見つけ次第撃ち殺すという攻撃型というか、予防攻撃にすれば事態はまったく変わるのでしょう。しかし、その場の話題はそうならず、日本がスイスやスコットランドに鹿肉を輸出するという笑いのある結論になりました。
なかなかすごい発言が、大臣から出たようです。万死に値するとか。
Asahi.comによると、
菅総務相は22日、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部が入った東京都内の土地・建物の「売却」問題で、元公安調査庁長官の緒方重威弁護士が差し押さえを防ぐための「仮装取引」を疑われていることについて「(朝鮮総連は)日本人拉致問題に深く関係していると言われている。長官は、まさに万死に値する。絶対に許すことができない」と批判した。閣議後の会見で語った。
これなかなかすごい発言です。大臣の発言ですから。戦前なら、この元長官は暗殺される可能性が大になるか、ともあれものすごく追いつめられたことになるのでしょう。しかし、今の世の中、どうなのでしょう。日本の諜報機関の親玉だった元公務員が、朝鮮総連の顧問弁護士というのは、どうなのでしょうか、ダブルスパイのようなことでもやっていたのか、それともそんなのではまったくなく個人的な収入手段だったのか。公務員をいまは見下すのが流行のようですが、見下さない時代でもこういう元公務員が日本の敵国のエージェントのようなところから、すごい個人的収益をえているのですから、今のようなやり方で公務員をいじめてると、とんでもないことが日本という国で起きるような気がします。辞めたあとも収入がろくろく無ければ、国を売るなど平気な人がどんどん増えるという不安は一般の国民はまったくもたないようなのが、わたくしには不思議でなりません。
今、国会で公務員の退職後の職を一括して面倒みるとかいう法律が論議されていて、それで国会が延長されるようですが、民主党はいっさい面倒をみるなと主張しているようです。しかし、正論かもしれませんが、公務員からの国民離れ、が起きるような気がしてなりません。
日本の国家公務には秘密がないから、辞めたあと公務員は何をしようと勝手なのでしょうか、そのあたりの議論はないようですが、戦前公務員が年金を非常に優遇されていたのは、辞めたあとも守秘してほしいことが沢山あったからでしょう。
これからの辞めたあとの公務員が外国との関係で何をするのかわかるようなさきがけ的なできごととわたくしは受け止めました。