これで二つめの講演がおわりました。
来週初めに三つめの講演をして、それで8月はのんびりとおもっていたら、四つ目のが8月の始めにはいりました。講演ではなく沖縄ユニットのレビューです。準備はやはりかなりきちんとしないといけません。東西南、いったりきたりです。
今日の講演会、事務方から参加希望は35人しかいないという警告もあったのですが、会の直前にあった委員会では70人くらいに増えていたそうで、実際には100人弱
のように見えました。250人くらいの会場がなんとかさまになったところでした。
パネルディスカッションで読売新聞のSさんが、ポスドク1万人計画の取材体験を通じた話され、この施策の無責任さを強く批判していたのが印象的でした。
午後から、ずっとお聴きになっていた埼玉医大のMM先生が、科学は文化の一翼を担うものであり、日本は戦後平和な文化国家を目指すというなかで、科学はとても大事にされていた。それがある頃(バブルの頃か)から重点化とか言うかけ声である種の科学技術しか大事にされないように変質してしまった、そのあげくにポスドク1万人の無計画さもあり、大きく日本の様子は変わった。政府は研究を生業とする人達の職をもっともっと増やすべきだいっておられました。医学や医療もその影響をもろにかぶっているとのお話しでした。正論です。
ここから先、悪口雑言ぎみでちょっと気がひけるのですが、決して機嫌が悪いわけでもなく、悪口を言いたくなったわけでもありません。
数日前の朝日新聞に、舟橋なんとかというかたが主筆になったという挨拶文がありました。わたくしはこの方の書くものが、どうも何が面白いのかまったく分かりませんし、読んで一度も感心したことがありません。ですから、不思議でしかたありません。朝日新聞の役割は権力を監視することだそうですが、むしろ役所が発表した情報を正確に報道するのが最近ではもっとも得意分野という印象をもっていました。これから主筆さん、どう腕をふるうのでしょう。期待はしませんが、お手並み拝見です。
どうも本当に自民党は選挙で負けるらしい、ということが分かってきました。負けても退陣する必要はないと、例の悪相の官房長官と幹事長が同時にいったそうです。夕刊紙なども、自民党は大敗するという予想を出しているようです。株もだいぶ下がってるようですし、状況は大負けの準備完了なのですが、本当にそうなのでしょうか。疑いが残るのですが、学者が得意とする、結果論(結果まだでていませんが)をすると。
安倍首相の中国、韓国訪問は結局票にまったくならない、ということ。当初の好感度は非常に上昇したが、その後の米国はヒルという人を使って北朝鮮との蜜月時代が到来したし、6カ国協議で日本だけが孤立してるので、安倍外交は完全な失敗。
それに、慰安婦発言後、米国からの反撥があるやすっかり平身低頭して無言のありさま、それに米国下院が日本非難決議を選挙後にするとか、これくらい日本国民が米国政治機関から愚弄、侮蔑、馬鹿にされたのは、記憶にありません。日米関係もさっぱりうまくいってないのではないか。そのうえ、赤城農相が絆創膏事件後嬉しそうにテレビに出てくるので、毎日支持率が下がっている。年金問題についてはなにも言う必要がないくらいのことですが、これを民主党や社会保険庁のせいにしているので、このあたりが安倍首相の品格が根本的に問われているのだとおもいます。安倍首相のそのような点での失点が原因で選挙に負けたら、その地位にとどまっても、自民党にいいことはないので、結局退陣でしょう。麻生外務大臣は、あのアルツハイマーでもわかるという、発言でご自身が期待していたことが一瞬で吹き飛んだ感じです。ご自分のお近くにアルツハイマーの方がおられたら、ああいう発言は絶対にしなかったでしょう。やはり、ボンボンは駄目なのですか。でもボンボンやお嬢さん以外に自民党に誰かいたのでしょうか。今日帰りに疲れて新幹線でつい読んでしまった、例の誇大な夕刊紙で小池百合子氏が数年で総理大臣等というのをみると、それもいいかもなどと、無責任な感想だけがでてきました。疲れると判断が鈍くなるのは間違いないです。いまごろ、自民関係者はみな疲れているのでしょう。