講演と学会の雰囲気、見苦しい安倍首相

三つ目の講演無事終わりました。
特別講演とかいうことと、座長のS先生はわたくしの京大での研究費の胴元ですから、かなり気合いをいれてやりました。
沖縄の研究は正味3年と2か月ですが、ゼロからスタートしたとはいえ、だいぶ内容も濃くなってきましたので、わたくしの頭もだいぶこなれてきて、スムースなプレゼンテーションになっています。

このプロテオームの学会は正会員は百人なのに参加者は初日だけで600人を越えたということでかなり繁栄しているのですが、いくつか気になる点は見受けます。国策のバックによって、かなり大量の研究費がばらまかれている分野でもあるらしいので、一部の研究者にスタンドプレーが目立つことです。聞いた後で後味のよくない発表がいくつかありました。無駄な自己宣伝というか、我の強い、発表だったな、と思えるものがありました。たぶんもらってる研究費があまりに多いので、なんとなくそのあたりの雰囲気が出てしまうのでしょうか。それから、学問を楽しむ雰囲気が弱くて、ユーモアはほぼ皆無、質問も座長以外はなかなか出てこない、いろいろ気になる点があります。しかし、もちろん非常に良心的な研究者もいうまでもなく沢山おられることは事実です。なお業者関係者などが廊下で商談を周りに聞こえる声で延々とやってるのを見ていて、こういう会社の従業員教育はどうなっているのだと、呆れました。タンパク相互作用で有名なBC社の社員らしき人物は平気で相手の名前から装置の値段まで次々に周りに聞こえよがしにいってました。金額がはんぱでない高額なので、非常に気になりました。

選挙の余波ですが、自民党は何もないかのように振る舞ってますが、小沢代表にやられてしまったということは、痛感してるでしょう。もちろん安倍首相は辞めようとしないのでしょうが、選挙中自分と小沢代表のどちらを選びますか、と絶叫しつづけていたので、そのことはよもや忘れてないでしょうから、しばらくは元気が出ないはずです。民主党に融和的にやりたいなどと、いってるのを聞いてほんとかな、とおもわず耳を疑ったものでした。今は仲良しのボンボンの政治家達と、内閣支持率を上げる策を必死になって考えるでしょう。もしくは、民主党のスキャンダルを死にものぐるいで探すでしょう。
しかし、国民は生活感覚が非常に賢くなってるはずですから、実質的な良いことがないかぎり安倍政権の浮揚があるはずがないです。もちろん北朝鮮に拉致された人々が帰国とかそういうことでもあれば事態は大きく変わるでしょうが。そういう事態は遠のいている、というのが多くの人の実感でしょう。やはり安倍内閣は、橋本龍太郎内閣の亜流かなと最近おもいます。ボンボン内閣でした。わたくしはもっともっと安倍内閣に期待していたのですが。暁の特急内閣ですか。

四番目の沖縄での中間報告、またまた台風です。スケジュール的に大変あぶない。明日は、十分に打ち合わせをしないといけません。しかし、しょせん天気予報がスケジュールの基本ですから、未知の部分がありすぎて困りました。

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