阪大での捏造論文について(続き) Scienfic fraud 2

ごく手短に述べます。
論文の捏造データを割合簡単に、もしくは気楽に考えてる研究者(もしくはその卵)の方々が日本では多いことにまた思い知らされます。それは日本がまだまだ科学の中心でないからかもしれません。わたくしは、科学の世界における最悪の行為とみなしてます。非常に深刻な事態と思われます。この存在しない、マウスの特許申請が下村、竹田両教授に当該筆頭著者の学生3人で申請されてるとのことが本当であるなら、前代未聞の出来事といわざるを得ません。

今回は阪大の生命機能研究科、医学部、というわがくにの最高の場所でこのような事が起きたことで、日本中の生命科学者が注視しています。わたくしも重大な関心を寄せています。
研究室で話したのですが、わたくしもテレビでの記者会見で下村教授の人ごとのような態度にかなりの違和感を感じた事は事実です。この学生が別な研究室、竹田教授の指導下にあったことも確かなようです。しかし、論文はあくまでもcorresponding authorが最終的に責任を負うべきと思われます。

もしも両教授が学生のいうままに信じていたということで幕引きが行われるのなら、阪大の声価は地に墜ちるどころか、両教授および関係の研究科の声望はその「無能さ」の故に、長期にわたって癒しがたい傷を受けると思われます。そのようなかたちで幕引きを行って、両教授はまともな教授業を続けられるとはとうてい思えません。
徹底的な調査と対応策を立てるることにより類似の事件が日本では起きないような素晴らしい前例を作って欲しいと願うばかりです。

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