今夏は下の畑の土地を借りたので、いろいろ作物を試せました。これまでは敷地にどう作物をいれるか、サルや鳥に食べられないものを色々考えたのですが、今夏は下の畑のおかげであんまりキチキチ考えずにであたりばったりで出来ました。ただ、下の畑はサルが入れないネットの状態になるまでが大変でしたが。それと8月始めの猛暑のときに水やりにこなかったので、二、三のものが壊滅的被害でしたが、あとはなんとかいけました。東京の娘の家にはずいぶん送りましたので、孫たちも普通の子が食べないくらい野菜好きになってるとか。
写真にありますように、トマトソースを作るためのトマト、下の畑でできました。たしかにソースはおいしいです。黄色いトマトもまあまあ出来ています。なぜかゴーヤの成績がよくて、食べても食べてもどんどん出来ます。苦みもほとんどなく、理由はわかりませんが、今年は豊作で、巨大なものも出来て、まだまだ出来ます。
スイカもずいぶん食べました。あと、マクワウリが思いのほか甘くて、これも下の畑でした。ナスも平素のナス以外に下の畑で日本の伝統的ナスを作りました。豊作でした。あと、鹿ヶ谷カボチャも作りました。味は早めのはもう一つでしたが、秋まで待てばいろいろ出来るのだとおもっています。
サルも最初のうちは見かけましたが、最近は見ません。中に入れないからか、山のほうにおいしいものがたくさんあるのでしょうか。
きょうは、格別暑いですが、朝のうちに作業はすませたので、30年以上前の扇風機の風に吹かれながら、仕事にいそしんでいます。
沖縄のタクシーが値上げとか。初乗り450円が500円とか。それでも運転手さんの生活はほとんど楽にならないでしょう。沖縄の個人旅行者はどんどんレンタカーになっています。その理由の一つは、ナビがほとんど無料でレンタカーについてるからです。沖縄の道はあんがい分かりにくいのですが、レンタカーでもナビがあればたいていどこでもいけます。そういうわけで、旅行者はトヨタ、日産、などなど大手のつまり東京資本の会社にレンタカー代を払って、東京資本が支配している大きなホテルに泊まっているわけで、タクシー運転手や薄給ではたらくホテル従業員には東京の好景気のおかげで沖縄に遊びに来る人達の財布から出たお金がいかないのです。つまり、東京のお金がまた東京に回流する仕組みがしっかり出来ているのですね。
だから、東京にいたら地方のたいへんさなどは絶対分からないとおもいます。もしもわかろうとしたら、自分が東京から地方にいったときに、財布を開けて払うお金のどれだけが、その地方にとどまるか、注意深く考えるとすこし分かるかも知れません。
沖縄を筆頭に地方の人達はどうしたらいいのでしょう。東京政府から補助金を取ってこようとするだけでは駄目なことは誰もがわかっています。
今のここまでのはなしでいえば、車工場やレンタカー会社を誘致してもごくいっときのことでしょう。車のナビを設計開発するような計画とそれを実行する人達が地方に住んで、その地方で永住したいと思わせるような、研究開発自体や外国との交流上の利便性、生活環境の良さ、経済的メリットを作り上げていく必要があるのでしょう。東京は虎視眈々と儲けをかっさらうと狙うでしょうから、地方でがっちり最初から最後まで自分たちでものにしないと、いわゆるトンビに油揚げをさらわれる事態になります。そのためにも、その地方でいつまでも住みたい、その地方を愛するという気持がおきるようにしなければ駄目だとおもいます。極端にいえば外国政府と結託してでも、自分たちの地方の経済的利益を自分たちのものにするくらいの外交手腕もなければいけないのでしょうか。そうでなければ、政府の補助金も高額なものはすべて東京に回流してしまうというその仕組みのなかで生き続けさせられるだけでしょう。