改造内閣、朝青龍の病状の説明、テーマの続行

改造内閣、もうほとんど話題がないというか、わずかに舛添氏と増田氏を話題にしていますが、ほとんど興味がわきません。そのまんま東氏ひとりが宮崎県知事になったのにもはるかに及ばない話題性です。いつこの内閣がほころびるか、そのあたりが興味の焦点というのはあまりにもわびしいのですが。

それより朝青龍が結局なにもいわずにモンゴルに戻るらしいです。こちらのほうがずっと関心をもてます。彼は、日本に戻ってこれるのでしょうか。いわゆるどんな顔をして戻るのでしょう。良かれと思ってサッカーをしたら、ひどく叱られたので、それを境に解離性障害なのだそうです。多分そうなのでしょうが、そんな風にこの病はおきるものなのだという、説明を聞きたいものです。相撲でいちばん強い人なのですから、そのあたりはほんとに説明が必要です。さもないと相撲人気は深刻なボディーブローをこうむることになるでしょう。

研究テーマというのは時代の変化によって当然かわってくるというか、進歩にもとづいてテーマが深まることがおおいのです。わたくしのところでやっている進行中の研究テーマ、いちばん長いもので25年くらい続いています。もちろんその間に発展があったので、研究したいつまり直接解きたい問題は変わってきていますが。そういうテーマがいくつかあります。
そのうちのひとつ、染色体はどのように凝縮するのだろう、どのような遺伝子のどのようなタンパク質のはたらきによるのか、こういう興味で始めたものがあります。そのような素朴な疑問の線上に今でものっているテーマが続行しています。問題が解決してないので、テーマとしては続いているといえるでしょう。
その間何人の大学院生が関わってきたか、考えてみると、というか指で数えてみると、10人はすぐでてきましたが、たぶんテーマが専属でない学生がまだ数人くらいいたでしょうか。個別に思い浮かべると、ひとりずつよくやってくれたな、と感心します。この染色体凝縮の課題はかれらのおかげですごく進んだのだと、妙に納得しました。つまりプロジェクトとして、それぞれの大学院生がいいところまで持っていって、次の世代にバトンタッチしていったのがうまくいったのでしょう。もうこれから先どこまで続けられるか、新人院生はもう4年も入っていませんのでテーマ存続が難しくなってきましたが、わたくしとしては、この20年以上も続いているのをなんとかもうすこし続行したいな、本気で思っています。しかしもちろんいつかはわたくしも止めねばならぬことは充分承知しています。
テーマの中には3年前に始めたのもあります。でもずいぶんやったので、愛着がわいてきているものがあります。こういうテーマはこれからどうなるのか、研究者として晩年のわたくしですから、サドンデスで毎年続けられるかどうか、そのための関門があります。
誰かがそのテーマを続ければそれでいいじゃないですか、とかいう意見があります。わたくしとしては、たとえそれが真実でもあまり耳を傾けたくありません。そういう気持が強かったら、つまり自分のやってることが誰か別人がによってもなされるだろう、などど思ってしまうと、研究などとっくに止めてるかもしれません。

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