あしたから旅行なのですが、比良のほうの最後の雑草の刈り取りをしておかないと具合が悪いのです。帰国した後がいそがしいのと、沖縄や東京への旅行がありますから。そういうわけで、朝、机での仕事をしてから、早めに出かけて昼までと昼過ぎをかけてかなり広い面積の雑草を刈り払い機でざっときれいにしました。
隣家のHさんがおいでになって、川を渡る手前のところに携帯電話用の40メートルの高さの無線鉄塔をたてたいとなんとかいう会社の人が来たと連絡がありました。法律が分からないので何も言えませんでした。
ビルマでの出来事に胸がいたみます。
北朝鮮よりもずっとひどい強圧的な軍政のようにみえます。この国に日本政府がこれまで温情でやって来たことがここにきて失敗だということがはっきりしてきました。こういうビルマの悲劇が起きた一因は日本にもあるのかもしれません。中国だけを責めていいはずがありません。いまからでも遅くないので、迅速にビルマに厳しい警告を発するのが大切でしょう。
なにしろ日本人が至近距離から兵士に殺害されたのです。
長井さんという人は、日本人が誇りにおもうべき素晴らしい人ではないですか。最良のジャーナリストがこのように無残に殺害されて、日本政府が黙っていたらどこまで腰抜けと思われるのか。
高村外相が、憤激ということばを使って声明をだしたのは当然だし、われわれは本当に怒らなければなりません。
しかし、なんですか、そのあとは慎重、協議、のオンパレードで何も政府からはでてきません。首相はもうほとんど壊れたレコード状態で、何があっても同じ言葉です。協議とか調査とか、とりあえず何もしないのだそうです。
本当に外相が心から憤激したのなら、なにかが政府から出るはずです。
マスコミも驚くべき冷静さです。大マスコミの凡百の記者諸君がとてもできないことをやってるからといって、遠慮はいらないはずです。外相とおなじようにぜひとも憤激して欲しいです。そうでなかったら、いったい日本人の心はどこにあるのだと思ってしまいます。
長井健司さんの写真を見ました。そして彼の殺害される瞬間の写真も見ました。これらふたつをみて怒らない日本人はいないはずです。
福田首相にはとっくに諦めているので、なんとか草の根からでもこの怒りを日本政府の行動に向けてやってほしいものです。
これ以上の、悪質なテロ行為はないでしょう。テロ特法がどうとかよりずっと深刻な事態ではないですか。自分の同胞がこういうふうにやられて、なにも怒らない国民が、いったいなんのテロに対する国際貢献なのでしょう。テロ特法の審議などやめてビルマ政府と日本はどう対峙するか国会で審議して欲しいものです。米国の迅速な対応の爪のアカでも煎じてのめ、と政府にいいたいです。
朝青龍がほとんど直ったとか。のこのこ日本に帰ってくるとか。信じられません。モンゴルにたたき戻すべきです。どこまでなめきっているのか。
北の湖理事長が文科大臣にあっても首がちょこっと曲がった程度のお辞儀で、大臣は深々と頭を下げていました。どっちがあやまりにいったのか。相撲は国技を廃止するのがいいのかもしれません。横綱も、理事長も、親方も国技にふさわしくない人物が多すぎるようです。
ついでに、ある若い研究者からの、JST問題についての意見を開陳したメールを紹介しましょう。
JSTの話は、全くとんでもないです。
1)JSTの方に、2重判断基準があることをばらしたこと。つまり、競争的資金と行政主導分野開拓とは、本来別物ですから、これを混ぜている意味がわかりません。
2)しかも、JSTの理事がIT分野の方ということで、むしろ後者を優遇していると疑われる危険があります。
3)その疑いを晴らすためには、本来は説明責任があるわけですが〔柳田さんの指摘どおり)、その明確な判断基準とやらを一切、この方は述べてません。
4)よって、これは形を変えた癒着とも言えますし、現在政府で話題になってる特別法人の発想と何ら変わりません。
5)少なくとも公的資金の運用ですので、明文化された議事録か成文法に近いものを彼らは提示すべきですし(はっきり言ってこのJSTの方の個人的意見など聞きたくありません)、もしそうしないならば、科学者は一致団結して署名運動すべきです。
ですから、研究者はいざというときは立ち上がらないといけません。分子生物学会とかは、真剣に討議して、学会としてアピールするぐらいであるべきです。会長声明としてまとめて、それを新聞広告か雑誌広告するくらいのことをやるべきです。これくらい大きな政治問題の場合は、ブログではらちがあきません。私はそう思います。