お台場での研究報告会

昨日も深夜に東京についてホテルによれよれで着きました。疲れました。

きようは研究費をもらっているJSTのCREST代謝の研究報告会でお台場の未来館にいきました。今年度は4件新規採択されたので、それらの方々の発表をまず聞きました。日本のトップクラスの研究者が自らの研究とこれからの計画を15分程度で要約してくれるのですから、実に効率的でかつ勉強になります。こういう機会というのは非常に貴重です。どれも大変おもしろく聞けました。数年前でしたら、ほとんど理解出来なかったようなトピックスがいまではかなり身近になるのですから、この3年間でメタボリズムについて新しいことを沢山学んだ事を実感しました。研究室からも10人くらい来ているようでした。
新橋で新交通機関とかいうゆりかもめに乗りましたら、向かいの座席に京大の生命科学のTさんがおられました。さっそく隣に座らせてもらって、話をしました。いい仕事がいいジャーナルにアクセプトされたとのこと、めでたいことです。若手女性研究者としてわたくしが京大ではもっとも期待している人です。

きょうとあすの午前で15人の研究代表者の話が聞けるので、楽しみです。水準の高い話ばかりなので、たとえていえばおいしい食べ物を次々に食べられるような楽しさです。誰もが力が入っていますから、ハイライトになるデータがどこで出てくるかを待ってるのも楽しみの一つです。わたくしはどちらかといえば、いちばんいいデータを最後にもってくるのはよほどいい仕事の時以外はやったことがありません。普通の時には、いいデータは途中で出して、その意義を検討するようなかたちにします。今回は、練習問題で始めたつもりの研究から面白い結果がでたことを示したつもりなのですが。
研究費というのは、申請した以上は内容的にそれに沿ってやっていくものであり、それでいてしっかり年々発展してなければいけないのですから、研究遂行上頭をいちばん悩ませる点です。研究代表者でありつづけるということは結局そういう事を実行し続ける能力にあるのでしょう。

きょうは話が終わった後は懇親会でたぶんその後も遅くまでありそうなので、ここまでにしておきます。

今日聞いた話しの中で、痛みとか疲労というものを定量するのはとても難しいという、ことをIさんが言ってました。それで疲労感の原因を突き止めるのも難しいということでした。言われてみると、確かにその通りでしょう。
わたくしは疲労感はかなり個人的にも定量できる感がありますが、いい加減な主観によっているのかもしれません。たとえば昨日の夜ホテルに着いた頃の疲労度は7くらいで今は4くらいですか。疲労困憊しているのを10とすると。

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