暖かい日曜日、博物学と有機化学

きょうはいちにち陽光が豊かで、風もなくほんとによい日曜日でした。
あまりに良い天気なのでいちにち外にでていました。
いろいろ気になっていたところをやってると、時間があっといいうまにたちました。夕方までにだいぶはかどって、来週くらいには耕耘機を使えるくらいになれそうです。

本当は、推薦状や要請に対する返事、原稿なども書かねばならないのですが、とりあえず、月曜になってから考えます。今日は研究室のある建物が停電で、メールも大学のサーバーをつかうものは受信、発信もできませんし、いい口実です。
ひとつの原稿の締め切りが月末ですが、まだ書いていません。英語の原稿のほうは締め切りがすぎたのですが、まだぜんぜん書いていません。どんな風にお詫びをして、対応をするかときたま考えますが、名案はありません。とりあえず謝ってからです。相手が何をいってくるか。かなり怒るような予感はあります。推薦状は3通ありますが、座って書き出せばそう時間のかかるはずのものではありません。

いちにちじゅうあまり聞いたことのない、鳥のなきごえを聞いてすごしました。とてもいいこえです。高い鈴の音をきいてるようなかんじです。クルミの木のてっぺんで啼いていて遠いので、どのような鳥かよくわかりません。ちいさな鳥でくちばしも小さい。

わたくしが残念におもうのは鳥と樹木にかんする博物的な知識が非常にとぼしいことです。もういっぺん生まれ変わるとしたら、子供の頃に鳥や樹木の名前をおぼえる機会をもちたいものです。
科学の基礎的な知識としてわたくしに乏しいのは、有機化学です。最近メタボロームなる新分野のことをはじめてから強く感じています。これも誰かおしえかたの上手な人から学びたかったものです。しかしわたくし自信がまったく興味をもたなかったのだから、いい先生がいても駄目だったでしょう。
鳥にしても樹木のような分類にしても有機化学にしても沢山の知識をあたまのどこかに入れていく訓練なのですが、面白いと思わなければ丸暗記になるのですぐ忘れてしまいます。
どう憶えるか、結局憶えたいとおもうようになれば憶えられるのでしょう。
わたくしは小学校低学年の時に駅の名前を憶えるのが好きでしたから、そんなことの代わりに博物学や有機化学の初歩的な知識を興味をもって憶え始めていたらよかったのに、とおもいます。
そういえば前に書いたかもしれませんが、有機化学は数学と同じで15,6才までにしっかり基礎を入れておかないと駄目と聞いたことがあります。そういうことなら、博物学もやはりそうかもしれません。実物を見る機会がなければ博物学の知識など身につくはずもないので、自然が豊かでなければなりません。樹木の知識はやはりそれぞれの樹木の用途や特徴などを聞くと頭に入りやすいようです。それともちろん自分で樹木を育てると、知識が非常に具体的になります。わたくしの樹木の興味も自分で植え始めてからです。

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