勤労感謝の日、裏比良から畑へ、棚田のご主人との会話

勤労感謝の日はわたくしにとって年のうちでいちばん仕事をしてはいけないという気がおきるのですが、それでも起床して朝食までのあいだの時間は、メールを送る程度のことはやりました。まだ金曜ですから。これで晩飯まではいっさい仕事をわすれることにします。
比良のほうの家に来て、すこし休んで、それからきょうは比良の裏のほうにまわってしばし紅葉でもみながら散歩しようという計画でした。
天気はだんだん良くなって、鵜川で弁当を買ったりしているうちに薄日もさしてきました。ガリバー村なる場所があって、前にいったことがあると思っていたら現地に着いて行ったことがないことがわかりました。たぶん計画段階のころに滝をみに数回いったのだとおもいます。紅葉もきれいだし、歩くとちょっと汗ばむ程度の気温でのんびりしました。大すり鉢のあたりまでいって滝のそばで昼食。家族連れなどがちらほらおりました。前に来たときにイワナ釣りのおじさんが巨大なイワナを見せてくれたのを思いだしました。記憶違いでなければ、滝壺には一匹ずつでかいのがいるのだと、いっていたような気がします。
散歩というかハイキングコースはよくできていて、気分のいい散策道ができていて、妻とまた来るか、孫たちも連れてくると喜ぶかもしれないなどと、話しました。
帰路ちょっと反対向きにいって、畑につきました。棚田を見る時期ではありませんが、いっときNHKなどで日本の棚田100選として紹介されてちょっとした観光地ですがこの時期は静かなものです。妻と二人で歩いていたら、大きなトラクターを掃除してる男性にあんたらどこからきた?と聞かれました。それで雑談が始まって、いろいろ面白い話を聞けました。息子さんがいまイタリアのミラノで商社の支店長をしているとか、北海道札幌にもお子さんがいるとか、棚田のオーナーの話とか、カメラマンが棚田に水を張ったときに大挙してやって来てたいへん迷惑とか。この畑にも最近はいろいろな人達が住みだしてとか、このあいだ落選した山下候補は滋賀県のためにほんとに惜しかったとか、なかなか面白いもんです。その間、妻は収穫物など奥方から購入していました。やたらに吠えていた犬もわたくしたちがご主人としゃべりだしたら、ぴたりと吠えるのが止まりました。ずいぶん、しつけの良いことで。
ともあれ、いってみて良かったでした。またおいでよ、とご主人にわたくしたちはいわれましたから、招かれざる通行人ではなかったようで。

戻ってからいそいで、野菜の苗を畑に植えました。もう寒くなっているので、ぽかぽかなんとかいうものを使って囲みました。

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