ナショナルバイオリソースプロジェクトというものがありまして、基礎研究に必要ないろいろな生物資料を保存して、これを研究者に必要時に配布する活動をしています。いろいろな生物種を保存しているとても大切な活動です。
わたくしの研究室も詳しい数字は忘れましたが、千株以上大阪市立大にあるセンターの方にお渡ししてリクエストがあればどなたにでも自由に世界の研究者に配布してもらっています。最初の頃はあまりリクエストがないようでしたが、最近は認知度も高くなり、依頼も多くなってるようです。わたくしも、自分宛に依頼があればアドレスを教えてそちらからもらうようにしていただいています。レスポンスが非常に早いし責任感があふれているので、素晴らしいという声は海外でよく聞きます。きょうもその報告のメールがありまして、この2ヶ月間でわたくしのところからデポジットしたもののうち70株も送ったとのことでした。年間ではその6倍になるので相当な数です。海外からの依頼が非常におおいのも特徴です。こういう国際貢献も研究上ではある、とひと言かいておきます。
実費を取って、独立採算になれるように文部科学省は考えておるようで、その方向は正しいと思うのですが、国際的認知度が高まるのには、思いのほか時間がかかることも確かですので、そのあたりこれから経営面でうまく独立できるようになるといいのですが。
今日はマスコミのかたの訪問がありました。このオフィスではまったくすべての会話が筒抜けなので、Zのマスターにお願いして、出かけて2階で話しました。守秘する必要があるのでなにも書けませんが、でも日本のなかでの研究のひずみがきついのだなとおもいました。なにか日本の縮図のような話で、大学人のあえぎのようなものが聞こえてくるような感覚を持ちました。
額賀大臣と自民党が逆襲して宴会の席には出なかったというのは、どうも本当らしいとかんじます。民主党は永田元議員のケースを繰り返さないことですね。
民主党はどうもきちんと証拠を押さえるという類の質問のイロハを押さえていない感じがします。沖縄に関する国会質問でもそういう印象を持ちました。要するに民主党は総じて良質の情報源を持ってないのでしょう。
しかし、額賀氏がこれで清廉潔白な人物とはだれも思わないでしょう。この宴席にはでなかったということだけでしょう。要するに夜は次から次にあちこちに出て、権力維持か拡大に励んでいるような生活をしていることが想像されます。まあすべての政治家というのは、そういうものなのかもしれませんが。