守屋前次官と妻を逮捕、前例のないケース、岡田新監督

わたくしこの守屋前次官のことを8月16日にこのブログで日本の軍事組織の危険な徴候として、始めて論じて、そのご4回ほど触れたようです。
御仁が逮捕されるような事態、いわんや奥方までが逮捕されるという、官僚の汚職事件としては聞いたことがない事態になりました。妻も逮捕された汚職事件として今後ながらく語り続けられるのではないでしょうか。
わたくしは詳しいことに興味はないのですが、防衛省というか自衛隊の体質としてこの問題をきわめて客観的にみなければいけないことが色々あるとおもうのです。
まず第一は自衛隊員(この守屋氏も自衛隊員でした)のおかれている社会的な閉鎖感です。最近は少なくなったとはおもうのですが、それでも自衛隊員は社会的に「日陰者」扱いが長かったのです。沖縄などは、教師が率先して自衛隊員の子供を教室で弾劾したという事はよく聞きました。さすがに表向きはもうないでしょうが、でも日本のどこにいっても自衛隊関係者は自分たちだけの社会だけで付き合っているケースが多いはずです。結婚などの縁組みも自衛隊関係者同士はおおい。そういう社会にあって、守屋氏が頼りがいのある面倒見のよい「親分」として存在したのでしょう。沢山の人達の就職の面倒を見ているのでしょう。たぶん自衛隊関係者には想像ですが、ミニ守屋的な人が沢山いるのではないでしょうか。つまり、自衛隊員以外の社会に助けを求めるのが難しいのではないでしょうか。
自衛隊の内実を偏見でなく事実としてきちんと調べたものを読みたいものです。
閉鎖社会はカルト的になる危険性が常にあります。もしもそうなら、日本の軍事組織を考えるうえでたいへん心配です。自衛隊を色眼鏡で見る人が増えれば閉鎖感覚は増大し、ますます危険性は増すと思われます。
こんどのこの守屋夫妻事件、多くの自衛隊員はどう見ているのか、正直なところも知りたいものです。

額賀氏と守屋氏のダブルの喚問を決めたばかりの国会これでどうなるのでしょう。一人が逮捕されてしまいました。
自民党やマスコミは全会一致でないのは前例がないとかなり騒いでいますが、前例がなくてもなにもかまわないでしょう。衆議院と参議院の多数党がちがうのですから、これから前例がないことが次々続くのが当然とおもいます。一選挙民としてはそれを楽しみに政治を観察したいと思うのです。

名古屋グランパスの新監督にストイコビッチさん。彼の試合ぶりずいぶん昔に見ました。なんともいえない存在感、すばらしい選手でした。さて、監督としてはどうなのか。楽しみです。
日本の監督はオシムさんが病状から困難と言うことで岡田氏に決まったとか。
ぜひ頑張ってやって欲しい、とおもいます。
わたくしはオシム監督は文句なしに名将だとおもいましたが、でも個々の選手の人気が高まるというやり方でないのが、不満でした。いまは一日も早く快方に向かうのを祈るばかりです。
岡田監督がどのような機軸うちだすか、楽しみです。タフであり忍耐強くみえる人なので、今回はかなりいけるのではないか、とこれも期待しつつ楽しみです。

タイトルとURLをコピーしました