ことしの紅葉はとてもよいようです。
わたくしの坂本の家のヤマモミジの木の紅葉も例年になく美しいです。
通る人がみなさん、みごとですね、きれいですね、と言ってくれるそうです。
わたくしも今年はすごい、とおもいます。
実際、まぶしいくらいにきれいです。あでやかという表現か、こんなにきれいに見えたのはちょっと記憶にありません。しかし、実は毎年、このもみじを見るのを楽しみにしていますと言ってくださる、近隣のかたは何人もおられます。たぶん、50才近い気なのだと思います。いちど太い枝をノコギリで切ったことがあって、それはまだ比良のほうのわたくしの書斎においてあるので年輪を勘定すればだいたいは分かるのですが。
この短期間で美の頂点を極めて、また短時間で散っていく紅葉、桜とならんで日本人の心の原点にある美の基準なのでしょうが、わたくしには年々できれいさがずいぶん異なるところが面白いし、その年の気分を定める効果あるとおもうのです。。