ことしの紅葉はとてもよいようです。
わたくしの坂本の家のヤマモミジの木の紅葉も例年になく美しいです。
通る人がみなさん、みごとですね、きれいですね、と言ってくれるそうです。
わたくしも今年はすごい、とおもいます。
実際、まぶしいくらいにきれいです。あでやかという表現か、こんなにきれいに見えたのはちょっと記憶にありません。しかし、実は毎年、このもみじを見るのを楽しみにしていますと言ってくださる、近隣のかたは何人もおられます。たぶん、50才近いのだと思います。いちど太い枝をノコギリで切ったことがあって、それはまだ比良のほうのわたくしの書斎においてあるので年輪を勘定すればだいたいは分かるのですが。
この短期間で美の頂点を極めて、また短時間で散っていく紅葉、桜とならんで日本人の心の原点にある美の基準なのでしょうが、わたくしには年々によってきれいさがずいぶん異なるところが面白いし、その年の気分を定める効果あるとおもうのです。
家の庭のほうにあるもみじは最初から赤い葉でなんというのか忘れましたがたぶんしょうじょうとかいったとおもうのですが、こちらも今年はきれいです。
夕方までA君の論文の仕事で一日が暮れました。進みましたがしかしまだままだ完全な出口は見えていません。昼飯に最近気にしているつけ麺の店に行ったら、超満員まったくはいれず、しかたなくというかよく行くお好み焼きやで焼きそばを食べました。
途中20分ほど、出かけて週末のためのパンを買いに行きました。そしたらまたばったりと理学部時代の事務の方にお会いしました。不思議ですが、考えてみれば午後3時頃にこのあたりかつて歩いたことはないので、しょっちゅう歩けばしょっちゅうお会いするのかもしれません。パン屋さんの中年女性の愛想の悪さというか、言葉の感じの悪さに驚きました。こんな人がまだいたのか、という感がありました。
そういえば朝、Sさんに会いました。彼も来年は定年です。第二の就職もきまってるようですが、京大のほうは聴講生でくるとかいってます。すでにかなりの実績のある教授兼聴講生なので、本格的にやるのでしょう。わたくしもハングルを勉強しなさいと強くすすめられました。ちょっとそこまでいわれるとやってみたくなりました。