海の日の出勤、ドイツ続き

この花はいまどこに行っても咲いているムクゲです。これは坂本の自宅の方の木です。韓国の国花だそうですね。

どういう謂われの祝日なのか知りませんが、海の日とか。さすがに今日ラボにいったら相当数のメンバーはいました。でも市内の交通機関は旅行者が多く、通勤の人は少ない。カメラ持った人達が多かった。きのうは祇園祭の巡幸があったのでその後市内見物してるのでしょう。こういう暑くて湿気が激しい時期は、お寺は三つ以上見ないようになどと、外国人の来訪者にアドバイスしたのを思い出しました。
ここのところさぼっていた、9月の旅行のスケジュールをはっきりさせるために、何人かの研究者にメールを書いて確認をとりだしました。フランスでの細胞周期の会合が中心ですが、前後にオーストリア、ドイツ、イタリーが確定していたので日取りやセミナーのタイトルなどを知らせて向こうのレスポンスを待って確定すればそろそろ飛行機などの手配を始めなければいけません。フランスの会の方は要旨を送らねばいけないのにこれもさぼっていて、もう締めきり過ぎてましたが、もう駄目ですかと今朝メールで聞いたら夕方にはまだ大丈夫、すぐ送れとの返事ありました。要旨はなるべくギリギリまで待って、一番ホットな話しをしたいので遅れがち。
あと、英国の研究者に空いた日取りで都合を聞きました。これがOKならおおよそのスケジュールが決まり、飛行機の予約をして貰う必要があります。結局この旅行関係できょうは約10通メールを書きました。

K大学新聞のインタビュー記事の後編が来ました。編集のN君が送ってきた記事は7000字もある長いものなので驚いた。読んでみて、かなり微妙なところ(つまり読者を怒らせるかもしくは興奮?させるかの瀬戸際的な発言)が多いのにも驚いた。しかし、これがわたくしの正直な意見なのだから仕方ない。とはいえ、表現に気をつけインタビュー文章の細かいところのニュアンスがわたくしの意図と違ってるところなどの変更で相当の時間がかかってしまった。しかし、これも昔よりは思い切りが良くなって、即断即決で直した。このブログの読者の目に止まることはないかもしれませんが。前編はおとなしいものでした。

キュウリは妻の奮闘により、7割程度は塩漬け、うまくいけば2か月後が食べ時とか。わたくしはいろいろ考えてみると、異常にキュウリが好きなことに気がつきました。子供の頃に、よくちょっと塩を付けて一本丸かじりしたからかもしれません。漬け物もいいが、そのままでも、酢の物でも何でも非常に好きですね。トマトも好きだったのに、いまではそれほどの執着がないですね。ナスは焼いたものより、みそ系のクッキングかそれとも漬け物が好きです。猿はそれほどキュウリを好まないことがだんだんわかってきました。やはりジャガイモとか芋ですね、彼等が好きなのは。

夜は、妻とお疲れさんで晩飯を百万遍角の割烹系のTで食べました。新装開店でカウンターの裏にあらたにテーブルが三つ出来たから一段と賑やか。味はいままで通りで、値段を考えたらなかなか他にはない。

ところで、イラク戦争時の論争の件ですが、非情な国際政治を安易には論じたくないのですが、わたくしもドイツ系知識人とかなり意見交換してます。ドイツのマスコミ論調を詳しくフォローしたわけではありませんが、ある程度はわかってます。以下のような事をわたくしは考えてます。大量破壊兵器があるなしで、正邪や善悪を論じることの意味はそれほど無いというのがわたくしのとる立場です。この点でドイツ系知識人、米国大学に多い民主党系の知識人、それに日本の正統的?知識人とはまったく意見を異にします。

1)いまでもイラクでフセイン政権が続いてることが望ましかったと思うのか。
2)米国がイラク戦争で敗北した方が望ましいとおもうか。
3)米国からもはや同盟国と思われなくなってもかまわないか。
4)政権党でない政党(つまり米国の民主党)の主張が正しいと米国政府に主張と忠告を続けることはたいした後遺症をのこさないとかんがえるか。
米国での9.11テロには直接イラクは手を出してなかったでしょう。でもフセイン政権の存続が結局議論の焦点だったのです。多くのクールな観察が示唆するのはドイツとフランスはフセイン政権の存続が経済権益的にも社会権益的にも望ましいと判断されたのでした。そうではないとどんなに否定しようと、その関係は深く疑われたのでした。あの時点でドイツはブッシュ政権はしょせん早晩負け組になると判断したのでしょうが、結果それは誤りでした。
常軌を逸してるというのは誇張な意見でしたが、ドイツ系知識人と話しているとそうも言いたくなる瞬間が良くあります。

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