昨日は午後2時半過ぎの船で対岸の島に渡って、島の中を2時間ほど散歩しました。こういう100人程度の会議では、息抜きである休み時間や食事時にだいたい知己の人達全員ととおしゃべりができます。場合によっては会での発表よりさらに重要なことを知ったりするのですから、息抜き時間が一番大切な時間と考えてもおかしくないのです。
散歩などはグループを作って、気楽に歩きながらしゃべるので、これも良いものです。会ったばかりの人などと混ざりながらおしゃべりしていくこともあるので、いろんなことを始めて知ったりするものです。
今回はスイスから来た若い人達と途中から一緒になりましたが、話しているうちに次々に共通の知り合いが出てきたりして、かれらの教育された背景なども分かって、親しみを増しました。
論文で名前しか知らない人達と親しくなるのはこういう屋外での行事の時が一番良いです。若い研究者は同業の先輩と話すときに緊張しがちなので、屋外の効果を利用するのはいいものです。ひと言ふたこと言葉を交わすだけでいいのですが、同じテーブルで昼飯を食べるともなれば、あいさつ以外ずっと黙ってるわけにはいきませんから。
どうもわたくしは、今回の会議での最年長者らしい。英国からきたTHさんはわたくしより若いことは知ってるのですが、地元フランスのMBさんはほとんど同じかもしれません。でも、たぶんわたくしよりちょっと若いでしょう。他の参加者達ははるかに若いので、わたくしなどが、こういう分野の長老になるのでしょう。若い人達から、なんとなく年長者に対する感情、尊重されてる気配を感じることがあります。悪くないものです。年寄りの冷や水でなく、こういうときは甘んじて受けて、時にはよろけたりして、助けて貰ったりするのがいいのかもしれません。
写真は朝のロスコフの海、ホテルの部屋からの景色、長い橋は船着き場になります。引き潮時に。それから、わたくしが食べた牡蠣と一緒だった友人が食べた海の幸プレート、どちらも前菜です。