ドイツでは、いよいよ女性首相が生まれそうです。
この間の欧州旅行中,ドイツでの大連立はありますか?と聞くと誰もが,それだけは無い,と言っていましたが、それが起きつつあるようです。ドイツの政治的対立軸が政府内に持ち込まれたらどうなるのでしょうか。大変でしょうね。
ドイツは地方政府が大変強いとは聞いてますが,それでも政府が70%を超える2政党で占められたら,ある意味なんでも出来るので,周辺国家は静かにしていても内心はどうなのでしょう。内でもめて欲しいという願望ともめると迷惑というのと両方あるでしょう。
この女性首相は東ドイツ出身ですが,保守系政治家なので,東ドイツではそれほど人気がないと聞いてます。
ドイツは本来対立軸が好きな(?)お国柄なので,これからどの方向で議論がおきるのかそれなりに興味深いです。ただ大変な混迷が起きる可能性も相当あるような気がします。
日本での対立軸はどうなのでしょう。先の選挙で,自民党が都会票をごっそり持っていってしまったので,都会(民主)と地方(自民)という大雑把な対立軸がなくなってしまいましたね。
民主党新代表は反対のための反対はしないといってるそうですが、でも余裕は無いはずですね。民主党が基盤にしているものがいまやよくわかりません。気をつけないと、組織率20%以下とも言われている労働組合に近すぎる印象を与えるかもしれません。いまの日本では、公務員と非公務員という対立軸は無いのでしょうが,それでも公務員は圧倒的に世論的には悪役になりつつありますね。
わたくしは、能力で貧富の差がでるのはしかたないと考える層と能力による収入の差は極力小さくあるべきと考える二つの潮流があるような気がします。後者をはっきり主張する政党がないですね。
それから、首都圏の繁栄というか首都圏との結びつきで生活をする層と首都圏とは無縁で生活できる層が二つの政治的潮流になったら日本は相当に面白い国になると思うのですが。
話が飛んですみませんが,そういう点で無駄なようで,地方空港たくさん欲しいですね。わたくしの住む滋賀県でも飛行場が欲しいです。琵琶湖が間にあって交通上邪魔なので,二つ空港があったらいいのですが。実際には,ひとつですら反対運動でポシャりましたが。
東(南)アジアとロシアくらいなら,地方空港から出入りするというのはまだまだ無理でしょうかね。