物理学は越境する

昨日、米国のことを友好国としましたが、同盟国と書くべきでした。
きょうから、今週もまた沖縄です。関空から来たので、すこし時間が長くかかりますが、JR山科から直行で特急はるかで空港までいけるので、車中おちついていられるのでかなりいい感じでもあります。今朝は論文の再考などもしましたが、和田昭允先生の書かれた「物理学は越境するーゲノムへの道ー」も読みました。結局昨日の夜から読み始めて、那覇の空港に着く頃には読んでしまいました。和田先生の思いのたけがいっぱい詰まった本でもありますが、一方で日本の戦後の研究史の一級の証言でもありまた資料ともなりうる大変価値ある優れた本です。
論文の再考のほうも、この間交互にやったり考えたりして、最初のラウンドは終わったので、気分は良好です。
タクシーでは平素とはかなり毛色の異なる運転手さんに当たって、ついぞ聞いたことのない沖縄の秘境の話しを聞きました。ちょっとここには書けない話しばかりでしたが。
比叡山坂本の家を朝8時過ぎに出て、午後2時前には着いてますが、やはり6時間弱、5時間半強かかってます。次のはるかで来れば、30分短縮できますが、空港に10時35分について、11時発の飛行機に乗るということで、慌ただしい気分になってしまいますね。飛行機の中で地図を見ていたら、わたくしの住む場所から関西空港までと、名古屋の新空港は直線距離でほとんど変わりません。要するに、空港に対して辺鄙なところに住んでるわけです。それにこちらのほうも那覇から車で1時間弱かかるのだから、これ以上近くなる方法はないでしょう。
ラボに着いてからもスケジュールはいろいろ詰まってましたが、みんな元気でやっている気配でなによりです。京都よりもこちらのほうが、密度高くやってる感じなのですね。全員給料取りですから、当たり前なのかもしれませんが。
今日の夜はいつもと違うホテルで、北中城にあります。来年3月に計画している国際ワークショップの会場候補なので、その下見を兼ねています。
本当はきょうは和田先生の本に触発されて、「エリート教育」の話題でも書こうかと思ったのですが、もう時間が無くなりました。

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