妻の誕生日におもう

きょうは妻の誕生日です。
60回目の誕生日です。本当は、子供達三人の招待でどこかで還暦のお祝い(わたくしぬきで)をしていたはずなのですが、ちょっと事情があって延期になっています。
大きな花束が複数届いています。60本のバラがあるとか。
娘はチャットで孫たちに妻へお祝いの言葉を言わせようとしていますが、まったくあいにく急にチャットが使えなくなりました。あとで、わたくしが時間をかければなんとか復旧するはずです。
ともあれ、妻とは36年同じ屋根の下で住んできました。始めて会ったときには、6才くらい年の差がありますので、わたくしのほうが影響力が間違いなくより強くありましたが、いまや同格どころか大抵のことは妻が貫禄を示しています。なにもかも今日まで世話になってきたのだから、当たり前のことです。これからもでしょうが。
そのあたりの力関係は、歴然でしょう。家にやってくる色んな人が、わたくしの顔をみてしゃべることはありません。たいてい妻の顔をみてしゃべります。
研究室のわたくしとは大違いです。
妻は団塊の世代ですから、三人の子供達はみな団塊ジュニアになるのでしょう。戦前生まれのわたくしとしては、ちょっと違う感覚が色んなことであるのですが、家族の継承性は色濃く、妻から子供三人に伝わっているようです。当たり前のことです、わたくしも子供達が小さいときに、仕事ばかりの人間でしたから。
このあいだ、それでもお父さんは毎朝朝食だけは子供達と一緒に食べたんだけれどもねと、娘にいいましたら、間髪入れず、毎朝食事時新聞読んでたね、と言われてしまいました。息子にも、日曜碁会所からかえってこない父親を呼びにいくのがほんとにいやだった、とよく言われます。申し訳ない家庭人生でした。

このあたりで止めておきます。書けば書くほど、何かをいえば、かならず失言をしているような、恐怖を感じますので。柳沢大臣の二の舞はいけません。

これからは妻に迷惑をかけるのをすこしでも減らしていく、これがモットーです。

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