漂流する博士たち、あるある番組の検証について

リフォームした坂本の家は良くできているのですが、まだかたづいてないのと、これからどういうふうにここで生活するのか十分には把握できていません。一つずつ急がずにジグソーパズルを解くように片付けています。

とりあえず、きょうは里芋が気になっていたので、比良のほうにきてその作業をしました。朝から夕方まで太陽がでて外で作業するには最高の日和でした。60では足りないので、安曇川にいってたねいもを買い足しました。ついでに昼飯を食べましたがいつものところは休み、次ぎも休み、それで前に一度いったところに行きましたら、案の定昼飯からビールを飲んでタバコを吸う客がすぐ側に二人いましたが、我慢して塩ラーメンを食べてそそくさと出てました。帰ってすぐ作業を再開しました。妻もがんばって手伝ってくれてそのうえ例の去年かった耕耘機を出してやりましたので、一日で全部すみました。そのうえ、ケージのなかのキュウリ、トマト用の畝もいちおう耕しました。ほんと馬力があるので、おどろくほど楽です。
わがやのさくらも二分咲き、三分咲きというところです。花の数が勘定できるくらいですから、赤ちゃん桜ですが。
利休梅はずいぶん大きくなって、風格のある木になりました。花が毎年沢山ついて楽しめます。まだちょっと咲き出したくらいですが、それでも見ごたえがあります。

今朝の読売の朝刊に、漂流する博士という記事がありました。
まったくそのとおりという内容の記事でした。
前もって分かっていたら、こんな世界にこなかったのに。文系の博士課程学生の感想。頑張って欲しい、でもわたくしと二人のこどものことを考えて、妥協してどこか正社員にでもなって欲しい、これは薄給のポスドクで頑張る夫を持った妻の実感。
わが国で最高の教育(のはず)を大学をでて5年以上も研鑽して、それでとった学位取得者にいっさいなんの特典、利点、優位性を与えないというのは、わたくしは本当におかしいと思うのです。もうこのブログでなんども述べましたが。
さいわい、学術会議からのイノベーションでもこの点は取り上げられて、内閣府のまとめた日本の未来像のなかに、博士取得者の実質的に優遇というか、それにふさわしい待遇を与える、という文言は入るようになりました。
博士取得者が役所や初等中等教育の世界でもおおいに活躍出来る時期がまもなく来るに違いありません。
そもそもあるあるなんとかの捏造番組などもテレビ局が学位取得者を擁してこういう番組をきちんと内容的に問題のないようにするスタッフがいないことが問題なのです。
検証する委員会のメンバーを見ましたが、生命科学関係者がほとんど入っていないで、元検事とかいう怖い人がトップですから、誤った番組を質すのに、検事という発想がとてもヘンです。本当は、ただしい科学的内容で放映したらどのようなものだったのかを検証するのが筋でしょう。そのためには、専門家がやるのが当然でしょう。
誤った放映をしたら、牢屋にぶち込むぞ、でなくて、どういう番組内容だったら科学的に良かったのか、それを検証して反省して欲しかったのです。
困ったものです。

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