じわじわの遅れ、超一流企業の凋落、危機津波の勢い

きのうも書いたように、来週は学会で神戸、期間中途から沖縄に直行して会議に出席しそのあと大切な研究の議論のためにいきますので、それで一週間おわりです。
次の週は恒例の沖縄との合同セミナーですので、それが終わると、もうなんか年の瀬でして、もう今から気分的に慌ただしくなってしまうのは、いくつになっても人物が出来てないからなのです。それにすませたいことが色々あるのですが、じわじわの遅れで、きのうきょうと焦っています。けさは4時半に起きて、すぐ仕事を開始したのに、です。でも、そう言いいながらも、ちゃんと済ませるところは済んでいます。そこは年の功です。

解雇通知があったら、夫は自殺するかもしれない、という見出しをみて、どこの会社かとおもったら、IBMでした。納得です。超一流企業ともてはやされた、筆頭格の企業です。安心しきった人生のはずだったのに、なんの準備も出来てないでしょう。心の準備ももちろんですが、路頭に放り出されたらどのように生き続けていくのかのすべを持っているかです。たぶん、超一流企業といわれたところほど準備は出来てないでしょう。
10月のはじめに英国にいったときに、ふたりのドライバーと話す機会がありましたが、ふたりとも車がまったく売れない、という話題をしていました。ひとりは、広大な敷地の中古車の会社で何日か一台も売れない日があった、空恐ろしい、といってました。その頃は、日本では対岸の火事のように受けとめていましたが、今ではトヨタもキャノンもまったくの販売不振で大変なことになっているかのようです。
まだ日本は購買意欲が残っているようですが、二ヶ月前の英国では大型の耐久消費財はしばらくは買わないというひとたちがほとんどになっていたのでした。

津波のような経済危機はこれから本格的に来るものと、わたくしは心に決めて覚悟しています。覚悟したからといって、いざとなったら、こうする、ああする、という類のことですが。

軽い気持で100年に一回の危機とか言っているどこかの国の首相もいるようですが、本気に100年に一回なら、国民はとっくにパニックになっているはずです。
前回のバブルの崩壊程度に思っているひとびとが大半でしょう。あの時は金融や株、土地、住宅でしたが、こんどは主要なメーカーの危機なのだくらいの認識でしょうか。わたくしもその程度であって欲しい、と願いますが。しかし、米国や欧州からやってくる津波の勢いは相当なもののはずです。

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