嫌小沢とアンチセミティズムに類似性はあるか 極端な行き着くところ

鳩山首相と小沢が氏が辞職して、きょうは新首相がこれから民主党議員だけの投票できまるのだそうでう。菅氏で確実、だから対抗で出てきた樽床氏などは政見などほとんどマスコミから相手にされていません。
ここへ来て感じることは、嫌小沢きわまれり、です。
つまり大マスコミとテレビのコメンテーターは一分間に二三回は小沢氏の動向を話題にし、彼の悪い影響がちょっとでもこれから出れば民主党の人気はあっというまに落下するといってます。権力の二重構造とかいう言葉で、鳩山は単なる腹話術の人形、それが最後に素晴らしい発言をして辞めたというのです。菅氏も小沢氏はしばらく黙っているのが本人も含めて、日本にとってベストと言い切っています。
日本人のなかで親小沢感情を示すのはいまや至難のわざというか、じっさいには1%もいないのでしょうが、音声を発することも出来ないくらいでしょう。ですから、反小沢、嫌小沢のコメントするくらい安全なコメントはないというのが、いまの日本の大マスコミ状況です。
はっきり言って恐ろしい社会、世相、のひと言です。

わたくしが類似の現象を外国にもとめようとすると、アンチセミティズムくらいしか思いつきません。ただ、これは今の西欧社会ではそのような発言を公的にすれば失脚しますから,誰も言いませんが、ある時期まではヒソヒソ声で、社会でなにか悪いがあればそれはすべてユダヤ人のせいに、するひとたちが沢山いました。理屈抜きの嫌悪感、が小沢氏に向けられています。彼がテロにあっていのちを落としても日本人の大半は眉をひそめても、こころの中でここまで来たらしかたない、とつぶやくのかもしれません。マスコミやネットではそのような傾向が助長されています。
なにも知らずに小沢一郎とグーグル検索すれば、つぎつぎと恐ろしい話題、つまり暗殺のようなものまで沢山出てきて、ものすごいものです。中学生あたりが読んでいったらどのようなまとめの感想を持つでしょうか。
つまりこれほどの憎悪の対象になった政治家をかつて知りません。ユダヤ人だからしかたないのだと、いう類のひそひそ話がこのように大マスコミで公然とそして至近のネット情報で出てくる。
かれが安全に暮らせているのがわたくしには不思議です。
それでいて、つい23日前まで、絶大な政治権力を握っていた。こういうことになっています。
なぜか、それは権力にひれ伏すからと説明されていますが、これは金権といわれています、これもユダヤ人が握る金融への憎悪と似ています。古くはシェークスピアのベニスの商人までさかのぼれますが。金と政治を結びつける、ユダヤ資本のやり口かもしれません。でも政治の多くはお金でうごくのでしょう。中学生にはぜひ分かって欲しい。
この日本社会のの公然たる嫌小沢はいったいどこまで拡大していつまで続くのでしょうか。どうしても検察が逮捕してながらく牢屋に入れなければ、国民の殆どは許せないと思っているのでしょうか。
でも暗殺されるよりも牢屋の方がいいのかもしれません。

しかし、見方を変えれば大変な政治的功労者、彼の情熱のおかげで今の政界があるとはおもうひとはごくごく少数ながらもいないのでしょうか。嫌小沢感情が社会に充満して、その行き着く極端な最後のポイントがもうすぐそこいらまで来ていると感じるのはわたくしだけでしょうか。

かつて浅沼稲次郎氏暗殺を赤尾氏は教唆したかどうかが話題になったことがあります。
ネットや大マスコミの論調などをみるとそのようなことを心配したくなります。社会のピンからキリまで、だれが囃し立てたのでしょう。もしも本当に事件が起きれば話題になるでしょう。
いずれにせよ、この政治人間小沢氏への嫌悪感情の励起と持続と行き着くところ、そのうち結論が出るのでしょう。それとも彼はまだまだ枯れないのか。
でも本当に分かるのは何かが起きて、それから5年か10年の時間が経てば見えてくるのでしょう。
社会が嫌感情に支配されたら、どうなるか社会実験のひとつが進行中ともいえます。
だれも止める人はいません。

タイトルとURLをコピーしました