北精一さんの死

不幸があり、昨日のブログは「忌引き」しました。北精一さんは娘の義父です。土曜の早朝に亡くなりました。わたくしと同じ年で、同志をひとり失ったような気分です。12年前に堅田のしづか楼で家族としてのおつきあいを始めました。印象は妻と同じで「とても優しそうな人」でした。難しい病に7年前にかかりました。最近まで元気にしておりましたが。こういう日がくるのは本当につらいことです。これから折々にいろいろな話ができることを楽しみにしていたのに。われわれの世代は、日本のために、組織や周囲のひとたちのために、そして家族のために働き続けてきて、それしか楽しみがなかったようでしたが、決してそんなことはなく、余生を送りたいという願望は強くあるのでした。畑仕事をやりたかった、と聞きました。子息の一人は、「最後の瞬間まで父であり続けてくれました」といっていてわたくしもそれをきいて悲しみがこみ上げました。

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