Cさんのご両親の訪問、ギクシャクの世の中

けさはいまラボに短期留学してきているCさんのご両親が娘に会いにかつ沖縄旅行もしにきていますので、家でお会いしました。遠い異国で暮らす娘を思う親の気持ちはどこの国だって同じでしょう。
最初来た頃、Cさんが一週間電話をしなかったので、お母さんが心配のあまりここの学務課に電話してきたというエピソードも聞きました。
お母さんは英語が上手で、色々話してくれました。お父さんもニコニコして娘にとって頼りがいのある父でしょう。
自慢の娘であるに違いありません。娘のほうは親が話しすぎないようにハラハラしながらもでも今の先生(わたくしのこと)に色々エピソードを話すのを嬉しそうに聞いていました。いい親子だな、と思いました。まさにヨーロッパの変化を体現しているような家族です。もともとはポーランドで育ち、25年前にドイツに渡り、生まれた娘は大学は英国で、大学院はスコットランドです。そして日本での勉強もこれで二度目です。
家族のいちばんの楽しみはキャンピングカーでヨーロッパ中を旅行するとのことでした。
沖縄でもレンタカーを借りて島中を旅行したようです。いちばんよかったのはやはり北部の自然だったといっていました。日本大好きな両親に、日本語の読み書きしゃべるが堪能になりつつある娘さん、こういう人たちがいることはとてもありがたいことです。
Cさんの学問が発展するのも直接面倒をみているT君のおかげなのですが、本人も沖縄の風土が好き、そして既に沖縄の人たちにも好かれているようなので、すべてうまくいっています。
いい若い人をひきうけてほんとによかったと思います。

世の中は政治のあまりのギクシャクぶりや電力会社のなさけない体質に翻弄されているようです。
でもなにか地が出てきたという感じで、隠されたものが見えてきたというよりは、元々そうだったのに報道がまったくされてなかったので新しい発見のようですが、もともとこういうものだったのに違いありません。
復興の大臣だった松本議員なんか特にそんな感じで、元々の地が単に露わにされただけのことだったのでしょう。だいたい自分のチームを自分の名前をつかってチームドラゴンなんて読んで、辞任してもまだチームドラゴンは自分以外は素晴らしいなどといっているのだから、◎暴系の自己顕示そのものに見えます。
菅首相もどんどん地が出てきた感じで、前よりずっと分かりやすくなってきたのではないでしょうか。この人の長い政治生活、そろそろ勇気あるかつ能力のある報道のひとがしっかり記述して欲しいものです。こういう人を宰相にしている日本の社会がだんだん見えてくるはずです。ある意味、これまでの首相と違って、単身成り上がってきているのですから、強い人柄なのは間違いありません。それがドンドン見えてきました。

不思議なのは、小沢氏の秘書3人と小沢氏自身が起訴されて裁判が始まろうとしているのですが、かれらを札付きの極悪人扱いをしていた大マスコミがここに来て鳴りをひそめています。裁判官が検察の手法にかなりのネガティブな判断をしているのに、さっぱり報道をしようとしません。もしも検察が弾劾されて秘書だったひとたちが無罪判決になったらどうするつもりなのでしょう。それとも無罪にならないよう裁判所に最大限圧力をかけるべきか考慮中なのでしょうか。こんなあたりも今の日本のギクシャクぶりを反映しています。
このあたりは菅首相をこっぴどくいう人は無数にいても、後任は誰にすべきと主張するひとが皆無という世相と無縁ではないでしょう。辞めろはなんの独創性も必要ない発言ですが、この時点で次は首相がだれがいいという独創的な(?)意見をいうのは難しいからでしょう。

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