放射能セシウムの残存量は群馬県や栃木県でも極めて多い

きょうは画像を添付しています。
文部科学省のホームページからダウンロードしたもので、版権はもちろん文科省にあるのでしょうが、ここに掲げても叱られることはないでしょう。
放射能をもったセシウムの残存測定量を示したものです。セシウム137の半減期は30年と聞きます。30年経過して半分にしか減らないのです。
みているうちに暗澹とした気持ちに誰もがなるでしょう。わたくしがいちばん驚いたのは群馬県へのセシウム降下量がここまでひどいのかということです。
青い領域がほぼ全県に拡がっています。埼玉県や岩手県、秋田県などは測定してないだけです。
チェルノブイリのケースでは、すこし青みがかった程度の放射能でも汚染区域となるとのことです。避難区域かどうかは知りません。
はっきりしていることは、群馬県や栃木県や茨城県では地上に降下した原発放射能物質は膨大な量であり、これらで日常的に被爆することがどのような被害をもたらすのか簡単に断定は出来ませんが、安全だと言い張ることはできないでしょう。
食べ物から体内にはいるつまり液体や固形物として摂取することよりも、呼吸でつまり気体と一緒に体内に入ることのほうにより関心をもつべきです。
アスベストの中皮腫にしても放射能ヨウ素の甲状腺癌にしても呼吸で入ったものがが喉や肺でとどまってそれが長期ののちに細胞をがん化しています。甲状腺がんは早く出てきますが、中皮腫の場合は25年とか40年の長期にわたってです。肺にとどまる塵芥での放射能物質にわたくしは個人的に多大な不安を感じます。タバコのタールによる発がんも肺にとどまるタールの発がんによるものです。セシウムは食品として体内に取り入れれば短期間で体外に出るでしょうが、肺および周辺組織にとどまるものはかなりの長期間でもありえます。
いまは食べ物や飲み物についての危険がよく言われていますが、むしろ住む事自体の危険性を考える必要があるのかもしれません。呼吸をしないで生きていけません。
住民避難となればあまりにも膨大な人々の数なので、行政や政府は動きが非常に鈍くなるでしょう。なるべくなら少数ですむ住民避難しか考えないでしょう。
しかし、自分の命を自分で守るというのは、いまの日本、イロハのイに必須な状況になりました。
年取ったひとはいいのだ、などとうそぶく人が多いですが、本気で言ってるのでしょうか。女性なら60才だって、まだ平均30年くらい生きるのです。80才過ぎて、放射能のせいで深刻な病になってその時もそれでいいのだといえるでしょうか。

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