中国と北朝鮮の関係

けさはどこも北朝鮮による韓国への砲撃事件を大々的にニュースとして報じていました。千数百の世帯の住む国境の島に砲撃をしてくる仕業はだれが考えても言語道断で韓国軍が直ちに反撃したのも当然でしょう。だれもがいうとおり、中国だけが北朝鮮におおきな影響力をもっているのでしょう。わたくしはなにか発言できるだけの知識はありません。ただ、これまでの個人的な経験では中国人で北朝鮮のことをよくいう人はおりません。しかし,中国人にとって北朝鮮はたいへん重要な国なのでしょう。朝鮮と言うことで北と南の韓国が中国との関係よりはるかに近いとおもいがちですが、歴史地図などをみると高句麗を筆頭として、半島の王朝の中には中国北部と一体化した時代がながいのです。それだけでなく、北朝鮮はある意味中国にとっては、米国にとってのイスラエルのような関係にちかい緊密なものが存在しているような気がします。最初に中国を旅行した時に万里の長城へのバスガイドがなんども北朝鮮を話題にしたのは朝鮮戦争いらいの血で作られた同盟なのですが、一方で困りものでもあることなのでしょう。つまり、動乱を引き起こす国だが関係を切ることは絶対にできない、ということみたいでした。それ以来沢山の中国人のひとたちと北朝鮮を個人的に話題にしましたが、だれもがもっとも頭の痛い問題と思っているようでした。しかしそれぞれが一家言がありました。いまの日本、もっとも頭の痛い問題は沖縄に決まり切っているのですが、真っ正面から論じられるヤマトの人間はほとんどいません。沖縄は長いこと琉球王国だったという事実もヤマト人間は忘れています。今回のこの出来事がもうすぐの沖縄知事選にどう影響するのでしょう。

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