ブログ忘れ、学習中の栽培、役立たない系が生き続ける道

昨夜、はっと気がついたら12時をまわってました。
締め切りにおくれて三度もメールでせかされていました。
時差もあるのでなんとか今日中に完成して、送れるようにとやっていたので、ブログのことをすっかり忘れていました。

沖縄に戻ったら、オクラは巨大化してカチカチで食べられません。まだ小さいのがあったのでそれを今朝食べられたら普通のオクラでした。
鉢植えのナスは実がおおきなのが3つなっていました。まだ食べていませんが普通に見えます。
トマトはまったくしょぼくれています。台風のこともあり家の裏というか風もあたらないが日当たりの悪いところにおいたからでしょうか。ナスも元気がないようにみえます。まだ沖縄での栽培は、学習中なのでわかりません。
ウリの種まいたのに、まったく発芽してないのでおかしいなと思ったら、ただ1つだけ発芽しているのが見えました。それが昨日ですが、ところが今朝みたらなんと完全に消えていました。例のアフリカマイマイかナメクジの仕業に違いありません。完食されてしまいました。対策を講じないと。クスリを買うか、それとも。

月末いろいろやらねばならないことがあり、せわしいことです。

ボストン、バーデンとたくさんの研究者と話しました。日本の研究者ともすこししゃべりました。
わかることはなかなか研究者の世の中、厳しい。研究者に向けられるまなざしが厳しいとでもいるのかな。わたくしが平素おもっていることとはドンドン違う世の中になってきているようです。

役立ち系と役立たない系の研究者でいえば後者はどんどん厳しくなっている。
わたくしは研究者の基本型は役立たない系と信じているのですが、やはりこの道は格段にきびしくなりつつある。この役立たないの道にいく人は相当にしぶとくないと。

役立ち系も決して楽観できません。本当に役立つのか、と正面切って聞かれてもちろんなどといえる研究者はごく少数ですか。役立ち系で面白ければいいじゃないか、というあたりが安心して研究費や職をキープできるかとおもうと、どうもそうでもない。役立ち系の一線の偉いさんから、お墨付きがでないとなかなか駄目らしい。役立ち系で偉いさんお墨付き系の研究者は日本だけの路線とおもっていたら、どうも世界中そんな風になりつつあるようです。
日本のERATOなんかはそういう点で世界の先駆的な、役立ち系プラス偉いさんお墨付き系の流れだったようです。
リーマンショックなんかは偉いさんお墨付き系が完全に崩壊したケースなのですが、それは金融や投機の世界なので、研究は違うと思われがちですが、しかし研究の相当部分は投機的なのですね。それをわきまえないと、しかたないことです。
いちかばちかこの実験やってみるか、なんてつぶやくことは研究者なら一度くらい経験しているでしょう。
それでこういう時代に翻弄される人々と同じように、いまの研究者は内容なんかはどうでもいいからともあれ有名ジャーナルに出そうと最大限努力します。自慢するひとはみなnatureに論文出したとかは言いますが、発表内容は言わないほうが多い。手っ取り早いのは内容よりはどこに出たかのようです。
最近おりおりに研究の話をする、Kさんの説明のしかたは、まずこれはNatureになん年に出ました、のまくらことばが必ずつきます。Natureの代わりにScience, Cellになることはありますが、他のジャーナルを言ったことがありません。頭の中がそう整理されているようです。しかし、Kさんばかりでなく、世界中の「まともな」ひとたちは大半そんな風になっているらしい。これはhigh profile journal系というよりもひとことセクシー系といってもいいのでしょう。役立たない系はこのセクシー系と結びつけば職も研究費も安泰です。でもなかなかセクシー系を連発するのは毎日すごいファッションで町を歩くようなものですからストレスもきつい。
役立ち系でセクシー系なら、言うまでもないでしょう。肩で風を切る、流行ったひとになります。
わたくしはいまさらセクシー系は無理なので、役立たない系をつづけるにはいかにするべきか腐心しています。いまは擬態系を志しています、しかし擬態系の内容は商売上の秘密でもあるのでここで書くわけにはいきません。

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