朝鮮ニンジン、ジンセンと改めたい

朝鮮人参は不老長寿とか強壮とかそういう効能があると昔からよく知られています。
しかしどう効能があるのか、専門家などに聞いても確たる返事はかえって来ません。
しかし、効能そのものを疑う人はいないわけで、なにもないといいきる人はいません。
ところが日本で売られているいろいろなサプリメントがありますが、それらについては、専門家に聞くとだいたい何人かにひとりはまったく効果がないなどと言い切るようなことがあります。評価はまさに個人的感想段階なわけです。

そういうわけで、朝鮮人参についての世界的評価はなかなかのものです。
きょうはそのことを吟味しようというわけではなくて、そもそも日本でこれを「にんじん」と呼ぶのはどうも具合が悪い、ということを述べたいのです。
普通はジンセンというのが日本以外の呼び方のはずです。英語でもGinsengとつづります。
これで世界じゅう通じるのに、日本ではにんじんというものだから、例のにんじんのようなものと勘違いされます。
わたくしたちが食べるオレンジ色のにんじんは,似てはいますがセリ科、朝鮮ジンセンはウコギ科ということです。英語でははっきりcarrotキャロットとginsengジンセンと分けています。
日本でもそうするほうが、これからのことを考えるといいに違いありません。
この薬用ジンセンを栽培しようという動きは世界中にあります。米国でもかなりの栽培が行われて、販売されています。時間が大変かかります。6年ものくらいのが目標らしいですが、4年ものでも販売されます。野生のものではうそかほんとうか百年ものとかいわれたりします。値段もすごい価がつくとか。
まあそういうわけで種まきから半年後にはたべてしまうニンジンとはぜひ分けて考えたいものです。
それで効能なのですが、サポニン配糖体という言葉がよく出てきますが、これ自体にすべての効能があるというよりむしろ色々な成分が溶け込み結合しているのでそれがいいのだ、という説をよく聞きます。
最近聞いたのでは、金属イオンが重要という話でした。詳細はいうな、といわれたので、書きません。
海外のひとたちと話が通じるためにも、日本でもジンセンという名前をぜひ定着したいものです。
米国産の朝鮮人参などといってて、ではこんがらがるばかりです。

なお、わたくしも一瓶、韓国の公式の公社である正官庄の粉末状の紅ジンセンなるものをどこかの飛行場で買って持っていますが、いまのところ飲んで効いたという感想はもてません。

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