ここのところ、一週間以上孫二人のいる生活をしました。
まだ2才になってないのですが、やはり立派な人間になっていますので、なんというのかそれなりの人圧のようなものを感じました。つまりこの新人間達へのそれなりの注意というか配慮というか人格を尊重した行動と言動が必要なので、疲れるのか、毎晩よく寝られました。今日東京へ帰りました。
昨日の講演をしたあと、いちど研究室へもどって、また夕刻懇親会に短時間出席しました。
ある人がわたくしの講演の意図を極めて的確に理解されているので、安心しました。
bioinformaticsは結局ホモロジーサーチとデータベース構築が大半である、という趣旨をわたくしは馬鹿にするのでもなく、ネガティブに言ったのではなく、それを冷静に認めて、発展させていけば行くのが大切である、遺伝学でも分子生物学でも、生化学でも根本的には極めて単純な発展的原理でここまで来ているのですから。ホモロジーサーチには、これからもあの手この手、アッと驚くようなサーチ法がいろいろ出てくるに違いありません。
グーグルの大発展でも、結局はある種のホモロジーサーチをして、サーチされた回数の高いものがリストの上位に出てくるらしいのですが、根本的には実に簡単な発想のように思えます。結局サーチしたのが結果が早く出るのが凄いのですね。この早さが大変な価値があるとおもいます。同じ作業が1秒と5分で結果が出るのでは、やれる仕事の種類が変わってきますし。
Bioinformaticsが商売のネタになるのは間違いないのですが、どうも無料で見られるデータベースの質が一番高いように感じるのはひが目でしょうか。
わたくしの研究室でも年間30万円を払っているデータベースがあるのですが、これは民間会社では年間1500万円とか3000万円とかとると聞いてますが、情報が未整理に多すぎるのと、他とのリンクも創造的ではありません。しかし、それなりに役立つので、購入していますが、無料のもののほうがずっと質も高いし、創造的なデータベースが多いようです。
なぜなのかわかりませんが、たぶん無料のところでデータを構築している研究者の質が高いのかな、と思っています。彼等自身も使っているので、洗練されてくるのでしょう。それに、無料ですから、沢山の人が使って、色んなコメントがでて改善されているのでしょう。グーグルもヤフーも無料ですから。結局無料がいちばんいいというのは、どこも同じなのでしょう。
今日と、何日か前に論文が出たようです。学位論文を後は早く書くようにと本人達に言っています。
手がけている4編の論文もそれなりにいいところまで到達しています。
それから、数独の中級版とかいうのを妻が買ってきましたが、その難しさというか時間のかかるのに驚いたというか参りました。