きのうの新聞にArt Buchwald氏がなくなられたとの報道がありました。新聞のコラムニストで、なかなか苦いユーモアを書き続けた人でした。わたくしもスイスでの留学生活をしていた頃に、おりおりに買って読んでいたInternational Herald Tribuneのコラムで、愛読したものでした。ちょっとついていけないユーモアがありましたが、総じておもわずにやりとしてしまうようなものが多かったと記憶しています。米国人でしたが出世作がパリであったこともあり、米国人のみならず英語を使う世界中の人達に愛されていたことは間違いないでしょう。
USA Today誌に載った作品の一部を紹介しますと。
「死について」死ぬことは難しくない。医療費を払うのが難しい。
「有名になることについて」もしもあなたが体制を十分に長く、十分に厳しく攻撃すれば、体制はあなたをメンバーの一員に入れてくれますよ。
「過去と現在の政治家について」同じならず者(悪党)だけれども、ヘアーカットだけが違う。
「死んだら何を経験できないとおもうか」地球温暖化、これだけが経験できないものとして、思いつく。これを経験できるだろうすべての人たちにgood luck
NIH(保健省とでも訳すのですか)のなかのNCI(国立がん研究所)で講演しました。
GFさんやRWさん、それにCK, MSさんなど懐かしい顔が見られたし、とてもいい気分で講演できました。とくにGFさんとは午前お話ししてその研究の進展ぶりに感心しました。かれはわたくしより12才上ですが、いまでもこの分野でのトップランナーで、図も何も使わずに椅子に座って話し続けるだけなのに、研究の内容が非常に良く分かるのも感心しました。わたくしが最近狙っている、かつての落語の古老のように、自分の研究の話しを出来る境地に達していることに感心しました。
講演はまあ良くできたのではないかと、思います。終わったあとにいくつか聞き逃したと言ってきた質問を聞けば講演の細部にまで理解が行っていたことは明らかでした。
もちろん講演以外にもCW, OCFさんなどとも話した以外に、ポスドクとの昼食のスケジュールがありましたが、楽しく過ごせて、夜は今回のホストのSGさんの自宅でのパーティに招かれてゆったりした時間を過ごせました。かれの指導者としての素晴らしい資質にも感心しました。かつての院生だったCES君がいることもあるせいか、家族のメンバーのような人たちとすごせた気分です。
これから空港に向かって帰国です。