気なること、ふたつ

朝日新聞の社長さんが記者会見を開いて、原発の故吉田所長の証言記事について誤った内容であり、謝罪をしました。
もうひとつ国際的にははるかに重要な従軍慰安婦についての吉田証言の訂正報道時に謝罪をしなかったこと、また池上明氏の朝日批判コラム記事をしばらく掲載しなかった件も謝罪をしました。この件、3、4日で謝罪をすると予想しましたが一週間かかりました。
朝日新聞、かなりよろめいています。しっかりして欲しい。
この間、いろいろ気になることがありました。

社長さん、読者の皆さんや池上氏に謝罪するとありましたが。新聞の購読者以外の人々はどうなるのか。新聞は公器、朝日新聞は日本を代表するある意味国民にとっての「官報」みたいな権威ある新聞でそれが大きな過ちの記事をだしたのであれば、謝罪をする相手は新聞の購読者だけではないでしょう。日本国民だと思います。特に従軍慰安婦記事は多大な国際的効果もあり、日本国民に迷惑をかけたという視点がないのは相当な驚きでした。。

他にも色々あるのですが、時間がないのでもう一つだけ取り上げると、従軍慰安婦問題あまりにも朝日(のみならず他の新聞なども)は安易に取り上げすぎたのではないか?

慰安婦はいまの時代、外国では性奴隷ということばで表現されています。
日本だけが慰安婦などと言うのんびりした表現で報道されていますが、日本だけです。軍隊における性奴隷といわないと外国人とはコミュニケート出来ません。文句を言っても駄目です。そうなのだから。
そのうえで、朝日や毎日や読売の記者達は、慰安婦問題どう思いますかのかわりに、旧日本軍の性奴隷をどうおもいますか?と日本人や外国人にインタビューして意見や感想をえようとするのであれば、後者の場合相当に気をつけてかつ気合いを入れて聞くでしょう。そもそも、質問の意欲は相当さがるのではないか。
国内的ななあなあの雰囲気の報道と異なって、日本軍の性奴隷と自ら定義して取材をすれば、記事が日本国の名誉に関わるものになることは自明でしょう。
こういうたぐいのことがいまの日本とても多いのが気になります。
わたくしも基本、英語の大学の勤務者なので日本語でいったり書いたりしたことが英語に翻訳されても別に困らないというつもりで生きています。
慰安婦、出来るだけ早く禁止語にしてほしいです。すべて性奴隷に置き換えての言論にすべきです。そうすれば多くの人達が心配する亡国的もしくは著しく国家として不名誉な報道での記事作りは自然に減ってくると思うのです。

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